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いま、私にできること「ハチドリのひとしずく」
「ハチドリのひとしずく」
17行の物語~南アメリカの先住民に伝わるお話です
森が燃えていました
森の生きものたちは
われ先にと
逃げて
いきました
でもクリキンディという名の
ハチドリだけは
いったりきたり
口ばしで水のしずくを一滴ずつ運んでは
火の上に落としていきます
動物たちがそれを見て
「そんなことをして
いったい何になるんだ」
といって笑います
クリキンディは
こう答えました
「私は、私にできることをしているだけ」
この小さな物語の中には、たくさんの教えがつまっています。
たしかにクリキンディは小さな体に似合わぬ大きな勇気を持っているように見えます。
それにしてもなぜ、ほかの動物たちは山火事を消そうともしないで逃げ出してしまったのでしょうか。
それは彼らが意気地なしで卑怯だからでしょうか。
大きくて力もちのクマは、しかし、幼い子グマたちを守るために非難したのかもしれません。
脚の早いジャガーは、しかし、うしろ足で火に土をかける事に気がつかなかっただけかもしれません。
雨を呼ぶことが出来る”雨ふり鳥”たりは、しかし、水で火を消せるということを知らなかっただけかもしれません。
ぼくたち人間は、すべての生きものの中で最大の力をもつようになりました。
残念ながらその力はしばしば、人間同士傷つけ合ったり、自然環境を壊したりすることに使われてきました。
でも幸いなことに人間は、小さな地球人として、そのことを自覚することができます。
そしてその気になれば、力を合わせて水のしずくをたくさん集め、燃えている森の火を消すだけの力をもっています。
地球温暖化、戦争、飢餓、貧困・・・。
ぼくたちの生きている世界は深刻な問題でいっぱいです。
しかしぼくは、それらの重大な問題よりさらに大きな問題があるという気がします。
それは、「これらの問題に対して、自分にできることなんか何もない」
とぼくたちがあきらめを感じてしまっていること。
もしもこの無力感を吹き払うことができたら、つまり、「私にもできることがある」と思えたら、その瞬間、ぼくたちの問題の半分はすでに解決しているのではないでしょうか。
さて、燃えていたあの森はその後、どうなったのでしょう。
森は燃えてなくなってしまったのでしょうか。
それとも・・・。
物語の続きを描くのはあなたです。
「ハチドリのひとしずく 監修・辻 信一」
いま、静かなブーム!ハチドリのひとしずく
「ハチドリの一滴(ひとしずく)」という短い話が多くの人の共感を呼び、静かなブームとなっています。いったいどんな話なのでしょうか。なぜ、今、この話が多くの人に支持されているのでしょうか。
Name - ぴろこ
Title - 1. 無題
このお話し…
聞いたことあります。
結末は忘れてしまいましたが…
でも、私達にとても大切なことを伝えてくれるお話しですよね。
とても共感します!