- TRACKBACK
- SHARE
- TWEET
- EDIT
- CATEGORY未分類
殺処分の新たな形「京都市の猫餌やり禁止条例の問題について。ペット法塾主催 2015.2.7 京都緊急集会」に参加してきた。
今日は問題になっている、京都市が野良猫の餌やり禁止条例を制定させようとしてる件について、ペット法塾が主催する緊急集会に参加してきた。
「2.7 京都市・野良猫餌やり禁止条例と野良猫保護~京都緊急集会 」
http://thepetlaw.web.fc2.com/


こんな場所なのに動物を激しく殺した毛皮のコートを着てる人を見かけて唖然。
野良猫問題に関心ある人が何故毛皮問題には関心を持てないのか不思議でならない。
猫も毛皮にされているというのにね。
「猫を売りさばく闇市場 行方不明の猫が行き着く場所?」 http://news.livedoor.com/article/detail/9655294/


今日は全国各地から駆けつけた皆さまもいて、予約だけで100人超えだったとのこと。
当日参加の方もいたのか、ほぼ席が埋まっている状態で関心の高さが窺えた。

まずはペット法塾代表、植田弁護士の挨拶から。

初見の藤野真紀子さん。
小さい頃、踏切に子猫がいて餌をやったものの、何故あの時連れて帰らなかったのか今でも大変悔やまれると仰っていた。
その後、踏切に戻ったら、子猫が電車に轢かれて亡くなっていたそうで、、、(。-人-。)
子供の頃に感じた事がその後の将来にいかに影響を及ぼすのか、
餌やり禁止にして、子供に命の尊さを伝えられるのか、
「餌やり禁止など、そんな薄情な事を人間はやるべきではない。」と最後まで訴えておられて、暖かなお人柄が伝わるとても素敵な方だった。


法律の専門家から、地域猫活動に実際関わっている方々や、元保健所職員の方のお話はどれも説得力あるものばかりで、京都市がいかに根本的な事に向き合わず、ペラペラの考えで餌やり禁止にしようとしているのかを改めて確認できた。
そして、この光景の中で京都市の保健所職員の姿が見えない事は大いに疑問だった。
京都保健所職員で獣医師の河野さんは殺処分をなくすべく熱く取り組んでる方のはずだが、この問題についてスルーされているし、上からの圧力でもあるのかと想像せずにはいられない。
3月29日には河野さんが中心となり京都新風館で地域猫活動を知って貰うための猫祭りも計画されているというのに。
http://kibi-dango.jp/info.php?type=items&id=I0000078
京都市会議員の、吉田たかお氏と、"野良猫の糞尿で迷惑しているので、無責任な餌やりを禁止する条例を作ってほしい"と京都市長に要望してこの問題を作った張本人でもあると思われる田中あきひで氏も参加し積極的にこの問題に取り組みたいと挨拶されていたが、
田中議員は、途中居眠りこいてたようで、ほんま最低なオッサンやと思った。
この問題を改善させようとする意識をそもそも持ち合わせていないのでしょう。
それは、すでにもう京都市長と手を組んで餌やり禁止条例を制定させる道が出来ているからなのではないかと疑わずにはいられない。
2月13日に議案提出され、2月20日から審議にかけられるとの事。
意見していた京都市長からも返信あったが、まるですでに餌やり禁止にする事が決まっているかのよう。
人の話を全く聞いていない、こちらの質問には何一つも回答して貰えず、京都市情報館の内容をただコピペしただけと思われる、全く誠意を感じられない回答だったし。
因みに市会議員に意見した中で唯一まともな返信を下さったのは、大道議員だった。
このような方がおられる事は救いです。
『お便りありがとうございます。
私は、議員活動を始めて24年になります。その中で、今から22年前、京都市議会では初めて本会議において、「動物愛護推進のための条例化」と「動物実験への払い下げ廃止」を代表質問で取り上げました。
私は、猫も犬も今まで飼ったことは一回もありませんでしたが、議員に寄せられる市民相談の中で、「京都市家庭動物相談所に持ち込まれている犬猫が、大学の研究材料として動物実験に回されている」「京都市には、犬の避妊去勢手術代の助成金はあるのに、猫の避妊去勢手術費用の助成制度がないのはなぜか」、「ペット業者による動物の虐待がある」等等、動物愛護に関わる要望が多く寄せられてきたことで、私自身の議員のライフワークとして、動物愛護のための行動をしてまいりました。この間、動物愛護に関心のある市民、実際に地域で活動されているボランティアの方々、NPOを立ち上げ非営利の活動を公的にされている方々、また京都だけでなく、関西エリア、全国エリアでもネットワークをいただくことができ感謝しています。
当時はまだ、動物管理法の時代でしたので、愛護とは程遠い時代でありましたし、残念ながら議員の方々も「票にならない」というような不見識な方々も少なくなく、だれもこの政策課題に、取り組もうとされませんでした。しかし最近では、多くの議員が動物愛護の応援する議員も多くなり、横浜市議会では、議員連盟も立ち上がっているまでになり、私もうれしく思っています。しかし、多くの議員が興味本位で、動物愛護のことを主張されていますが、具体的な内容や問題対処については、まだまだ成長過程であると思わざるを得ません。
多くの議員が理事者からの情報をうのみにすることが多いですが、議員のあるべき姿ではないと私自身は思っています。議員は市民から選ばれた人ですから、常に市民の視点が不可欠です。
その視点を持ちづけるためには、現場の意見を聞く以外にありません。現場の意見がすべて正しいばかりではありません。誤解がある場合もございます。しかし多くの場合、現場の意見に真実があることを私は多くの市民相談を受ける中で、痛感してまいりました。
さて、国が、動物管理法から、動物愛護法に改正され、都道府県に「動物愛護条例」の策定と「推進計画」の策定が義務付けられました。私は政令指定都市においても、推進計画とともに、条例化も制度化すべきと訴えてまいりましたが、条例化は「動物愛護憲章」という形でモラル向上の対策が取られ、さらに、「推進計画」は、京都市では、「行動計画」という名称で策定されました。
動物愛護憲章は、全国でも珍しいものと思いますが、これからの地方自治体には不可欠なものであると以前から思っておりましたので、制定には大いに歓迎しているのです。この憲章策定も、私どもが議会で最初に訴えたものです。
よく、日本では、納税義務ということをいいますよね。しかし納税権利とはいいません。しかしイギリスでは、納税憲章というのがあり、納税することは、義務ではありますが、市民国民の権利であるという理念を有しています。これはすごいことです。こうした理念からいえば憲章というのは、お上からの規制ではなく、市民国民から権利としての叫びです。
こうした状況の中で、今回市民意見募集段階で大きな波紋を投げかけております「猫の餌やり禁止条例(通称)」は、私も様々な点で、心配をしている一人です。まだ、市民意見募集は締め切られた直後で、まとまっていない段階ですし、条例案もまだ議会にも提案されていないので、詳細が分かりませんので、言明は避けたいと思いますが、それでも現段階で何点かの課題があることを認識しています。気づくことを下記の通り記載させていただきます。
①憲章の理念からして、今回提案予定の条例案の趣旨が合致するのかどうかとうことです。
②憲章はあるものの、市民に対して動物愛護推進のための条例が提起されていないのに、規制する条例を制定するのはバランスを欠くのではないか。規制するのではあれば、推進条例と規制条例と両輪のごとくバランスを取るべきではないかと思います。
③今回、市民意見募集及び条例案策定の担当局は、保健福祉局ですが、実際の現場では、ボランティアの皆様の活動とは別に、無責任な猫の餌やりを公園内で行ったりしている場合もありますが、公園を管理している建設局はノータッチです。「猫に餌やりをしないように」という看板を建設局が立て、トラブルになったことがありますが、動物愛護の精神に基づく、公共施設の看板表記が統一化されていない実態があります。また、動物愛護法に規定されている対象動物は、10種類程度あります。犬や猫だけではないのです。鳥やヤギや、牛等様々な動物に対しての方針も不明確なままです。今後、多くの組織が関係するように思われる中で、このように京都市が関係する組織と連携を図らねばならないのに、その部分が見えてきておりません。
④○○さんのご指摘のとおり、地域猫を支援しているボランティアの方々や、避妊去勢手術をボランティアでされている方々の実態を把握していない中で、条例提案は、急すぎるのではないか。憲章施行後、一定の成果を見た段階でも十分検討できる課題ではないかと思います。
⑤動物愛護を推進するための京都市の組織が市民から見てまだまだ不明確であるという点です。残念ながら、以前から、保健福祉局内の生活衛生課を別途組織にして、「動物愛護課」等の名称にし市民からも動物愛護の取り組みをがんばって推進しているという意思が見えていない状況の中で、猫の餌やりだけを特化することの是非が問われると思います。
⑥市民に規制する条例は条例として認めた上で、それでも課題があるのは、市営住宅に入居されている方が動物(ペット)を飼育している方々を把握していないという問題です。以前から、動物愛護を市民に指導するのであれば、京都市が管理している市営住宅内におけるペットの実態をなにもせず野放しにしていることは極めて問題であると私は指摘をしてまいりました。
モラルのある飼育を推奨するのであれば、市営住宅入居者の契約事項に、ペット問題をどうするかについて避けて通れない問題です。ペットを負い出すために指摘しているのではなく、ルールづくりが不可欠であることを指摘しているのですが、まだ手つかずな状況です。
等等、数え上げればきりがありません。
意思形成過程の見える化と、合意形成の仕組みが不完全の中で、条例化がされると、極めて不十分なものになり、返って本来の趣旨から逸脱する可能性もあることを京都市は知らねばなりません。
以上、個人的な意見の範疇ですが、○○さんからいただいた意見に対しの返礼とさせていただきます。
今後とも、ご助言よろしくお願いいたします。
京都市会議員 大道 義知』
大道議員は自身のホームページでも「動物による迷惑の防止に関する条例(仮称」について①~③まで、積極的に記事にされている。
http://www.yubikiri.net/daido/
去年の3月まで勤務されていたという元新宿区保健所職員の高木さんは、長年地域猫活動に力を注いでこられた方で、
平成13年度には278匹だった子猫の引き取りが、平成25年度には9匹と、素晴しい結果を残されており、
また餌やり禁止では、野良猫は減らせない事を実証されている。


行政も一丸となって動物達の命をないがしろにする、三重県から来られたグリーンNetの武藤さんの切実な訴えには涙が出た。。
動物ボランティアCat28の溝淵さんのお話も興味深かった。
「ボランティアの存在が行政を怠慢させる原因にもなっている」と仰っていて確かにそれはあると共感した。
また、吉田弁護士も、京都市はボランティアを募集しているがその皆様がどんな距離を取るのかに関心を持っていると仰っており、関係が深くなれば、言いたいことも言えない状況を生み出すことにも繋がると仰っていて、確かにもし自分が行政と関わっていたら、言いたいこと言えなかったり中途半端な意思表示しかできなくなったり目を瞑らねばならない事もあっただろうなと実際感じている出来事もあったりしたので、どこにも属さない、ただひたすら個人で訴えていて良かった、またボランティア募集に落ちた事を感謝した、笑。
その他、京都市が推進している"まちねこ活動支援事業"はハードルが高いだけでなく、内容自体に問題があり改善が必要であるという事。
野良猫に餌をやりたいなら、まちねこ活動に参加するか、それが出来ないなら飼養しろという無茶な選択を与える京都市。
また、まちねこ活動でトラブルが生じても、京都市は一切責任を取らないというスタンスをとってるらしく、自分達は楽して市民に問題を解決して貰おうと言う怠慢の意識の現れであるとの話も出て、今日の話で京都市って想像以上に意識が低いことを思い知らされた。
京都市は面倒くさい事をただ市民に押しつけ、猫を減らそうと本気で考えているとは思えない現実がある。
餌やり禁止にする事は、今まで協力してくれていた者たちを排除するも同然、それは結局、自分達の首を絞める事になる事も京都市は知るべきだと。
アニマルネットワーク京都西は地域猫活動されてる団体だが、地域住民から苦情が寄せられパトカー2台と警官が8人も押し寄せたという話もあったそう(笑)
推進されている活動でもこんな事が起こっているのに、餌やり禁止にしたら、事態はより悪化する事は容易に想像できる。
横浜市では2011年に公園から「ねこの餌やり禁止」看板がすべて撤去されたとのこと。
餌やり禁止行為がどういう事なのか、京都市には根本的な所から見直して貰いたい。
素晴らしいお話ばかりで書きたい事もっともっとあったはずだが、内容あまり思い出せないのでここまで。。。m(__)m
どなたか動画撮ってた方、UPしてくれたらいいな~。
~猫餌やり禁止は殺処分の新たな形である~

今日はとても勉強になりました。
このような集会を開いて下さりありがとうございました。

「2.7 京都市・野良猫餌やり禁止条例と野良猫保護~京都緊急集会 」
http://thepetlaw.web.fc2.com/


こんな場所なのに動物を激しく殺した毛皮のコートを着てる人を見かけて唖然。
野良猫問題に関心ある人が何故毛皮問題には関心を持てないのか不思議でならない。
猫も毛皮にされているというのにね。
「猫を売りさばく闇市場 行方不明の猫が行き着く場所?」 http://news.livedoor.com/article/detail/9655294/


今日は全国各地から駆けつけた皆さまもいて、予約だけで100人超えだったとのこと。
当日参加の方もいたのか、ほぼ席が埋まっている状態で関心の高さが窺えた。

まずはペット法塾代表、植田弁護士の挨拶から。

初見の藤野真紀子さん。
小さい頃、踏切に子猫がいて餌をやったものの、何故あの時連れて帰らなかったのか今でも大変悔やまれると仰っていた。
その後、踏切に戻ったら、子猫が電車に轢かれて亡くなっていたそうで、、、(。-人-。)
子供の頃に感じた事がその後の将来にいかに影響を及ぼすのか、
餌やり禁止にして、子供に命の尊さを伝えられるのか、
「餌やり禁止など、そんな薄情な事を人間はやるべきではない。」と最後まで訴えておられて、暖かなお人柄が伝わるとても素敵な方だった。


法律の専門家から、地域猫活動に実際関わっている方々や、元保健所職員の方のお話はどれも説得力あるものばかりで、京都市がいかに根本的な事に向き合わず、ペラペラの考えで餌やり禁止にしようとしているのかを改めて確認できた。
そして、この光景の中で京都市の保健所職員の姿が見えない事は大いに疑問だった。
京都保健所職員で獣医師の河野さんは殺処分をなくすべく熱く取り組んでる方のはずだが、この問題についてスルーされているし、上からの圧力でもあるのかと想像せずにはいられない。
3月29日には河野さんが中心となり京都新風館で地域猫活動を知って貰うための猫祭りも計画されているというのに。
http://kibi-dango.jp/info.php?type=items&id=I0000078
京都市会議員の、吉田たかお氏と、"野良猫の糞尿で迷惑しているので、無責任な餌やりを禁止する条例を作ってほしい"と京都市長に要望してこの問題を作った張本人でもあると思われる田中あきひで氏も参加し積極的にこの問題に取り組みたいと挨拶されていたが、
田中議員は、途中居眠りこいてたようで、ほんま最低なオッサンやと思った。
田中委員長ご退席~。
ほとんど寝てはったけど、
何しに来はったんやろ。
京都市の餌やり禁止条例をSTOPさせる為に!出来る事はまだある⇒「京都市会議員へ意見をお願いします」 http://t.co/8rFjmf0I9Z
#THEペット法塾
#京都市野良猫餌やり禁止条例
— ミミコ (@purin521) 2015, 2月 7
この問題を改善させようとする意識をそもそも持ち合わせていないのでしょう。
それは、すでにもう京都市長と手を組んで餌やり禁止条例を制定させる道が出来ているからなのではないかと疑わずにはいられない。
2月13日に議案提出され、2月20日から審議にかけられるとの事。
意見していた京都市長からも返信あったが、まるですでに餌やり禁止にする事が決まっているかのよう。
人の話を全く聞いていない、こちらの質問には何一つも回答して貰えず、京都市情報館の内容をただコピペしただけと思われる、全く誠意を感じられない回答だったし。
因みに市会議員に意見した中で唯一まともな返信を下さったのは、大道議員だった。
このような方がおられる事は救いです。
『お便りありがとうございます。
私は、議員活動を始めて24年になります。その中で、今から22年前、京都市議会では初めて本会議において、「動物愛護推進のための条例化」と「動物実験への払い下げ廃止」を代表質問で取り上げました。
私は、猫も犬も今まで飼ったことは一回もありませんでしたが、議員に寄せられる市民相談の中で、「京都市家庭動物相談所に持ち込まれている犬猫が、大学の研究材料として動物実験に回されている」「京都市には、犬の避妊去勢手術代の助成金はあるのに、猫の避妊去勢手術費用の助成制度がないのはなぜか」、「ペット業者による動物の虐待がある」等等、動物愛護に関わる要望が多く寄せられてきたことで、私自身の議員のライフワークとして、動物愛護のための行動をしてまいりました。この間、動物愛護に関心のある市民、実際に地域で活動されているボランティアの方々、NPOを立ち上げ非営利の活動を公的にされている方々、また京都だけでなく、関西エリア、全国エリアでもネットワークをいただくことができ感謝しています。
当時はまだ、動物管理法の時代でしたので、愛護とは程遠い時代でありましたし、残念ながら議員の方々も「票にならない」というような不見識な方々も少なくなく、だれもこの政策課題に、取り組もうとされませんでした。しかし最近では、多くの議員が動物愛護の応援する議員も多くなり、横浜市議会では、議員連盟も立ち上がっているまでになり、私もうれしく思っています。しかし、多くの議員が興味本位で、動物愛護のことを主張されていますが、具体的な内容や問題対処については、まだまだ成長過程であると思わざるを得ません。
多くの議員が理事者からの情報をうのみにすることが多いですが、議員のあるべき姿ではないと私自身は思っています。議員は市民から選ばれた人ですから、常に市民の視点が不可欠です。
その視点を持ちづけるためには、現場の意見を聞く以外にありません。現場の意見がすべて正しいばかりではありません。誤解がある場合もございます。しかし多くの場合、現場の意見に真実があることを私は多くの市民相談を受ける中で、痛感してまいりました。
さて、国が、動物管理法から、動物愛護法に改正され、都道府県に「動物愛護条例」の策定と「推進計画」の策定が義務付けられました。私は政令指定都市においても、推進計画とともに、条例化も制度化すべきと訴えてまいりましたが、条例化は「動物愛護憲章」という形でモラル向上の対策が取られ、さらに、「推進計画」は、京都市では、「行動計画」という名称で策定されました。
動物愛護憲章は、全国でも珍しいものと思いますが、これからの地方自治体には不可欠なものであると以前から思っておりましたので、制定には大いに歓迎しているのです。この憲章策定も、私どもが議会で最初に訴えたものです。
よく、日本では、納税義務ということをいいますよね。しかし納税権利とはいいません。しかしイギリスでは、納税憲章というのがあり、納税することは、義務ではありますが、市民国民の権利であるという理念を有しています。これはすごいことです。こうした理念からいえば憲章というのは、お上からの規制ではなく、市民国民から権利としての叫びです。
こうした状況の中で、今回市民意見募集段階で大きな波紋を投げかけております「猫の餌やり禁止条例(通称)」は、私も様々な点で、心配をしている一人です。まだ、市民意見募集は締め切られた直後で、まとまっていない段階ですし、条例案もまだ議会にも提案されていないので、詳細が分かりませんので、言明は避けたいと思いますが、それでも現段階で何点かの課題があることを認識しています。気づくことを下記の通り記載させていただきます。
①憲章の理念からして、今回提案予定の条例案の趣旨が合致するのかどうかとうことです。
②憲章はあるものの、市民に対して動物愛護推進のための条例が提起されていないのに、規制する条例を制定するのはバランスを欠くのではないか。規制するのではあれば、推進条例と規制条例と両輪のごとくバランスを取るべきではないかと思います。
③今回、市民意見募集及び条例案策定の担当局は、保健福祉局ですが、実際の現場では、ボランティアの皆様の活動とは別に、無責任な猫の餌やりを公園内で行ったりしている場合もありますが、公園を管理している建設局はノータッチです。「猫に餌やりをしないように」という看板を建設局が立て、トラブルになったことがありますが、動物愛護の精神に基づく、公共施設の看板表記が統一化されていない実態があります。また、動物愛護法に規定されている対象動物は、10種類程度あります。犬や猫だけではないのです。鳥やヤギや、牛等様々な動物に対しての方針も不明確なままです。今後、多くの組織が関係するように思われる中で、このように京都市が関係する組織と連携を図らねばならないのに、その部分が見えてきておりません。
④○○さんのご指摘のとおり、地域猫を支援しているボランティアの方々や、避妊去勢手術をボランティアでされている方々の実態を把握していない中で、条例提案は、急すぎるのではないか。憲章施行後、一定の成果を見た段階でも十分検討できる課題ではないかと思います。
⑤動物愛護を推進するための京都市の組織が市民から見てまだまだ不明確であるという点です。残念ながら、以前から、保健福祉局内の生活衛生課を別途組織にして、「動物愛護課」等の名称にし市民からも動物愛護の取り組みをがんばって推進しているという意思が見えていない状況の中で、猫の餌やりだけを特化することの是非が問われると思います。
⑥市民に規制する条例は条例として認めた上で、それでも課題があるのは、市営住宅に入居されている方が動物(ペット)を飼育している方々を把握していないという問題です。以前から、動物愛護を市民に指導するのであれば、京都市が管理している市営住宅内におけるペットの実態をなにもせず野放しにしていることは極めて問題であると私は指摘をしてまいりました。
モラルのある飼育を推奨するのであれば、市営住宅入居者の契約事項に、ペット問題をどうするかについて避けて通れない問題です。ペットを負い出すために指摘しているのではなく、ルールづくりが不可欠であることを指摘しているのですが、まだ手つかずな状況です。
等等、数え上げればきりがありません。
意思形成過程の見える化と、合意形成の仕組みが不完全の中で、条例化がされると、極めて不十分なものになり、返って本来の趣旨から逸脱する可能性もあることを京都市は知らねばなりません。
以上、個人的な意見の範疇ですが、○○さんからいただいた意見に対しの返礼とさせていただきます。
今後とも、ご助言よろしくお願いいたします。
京都市会議員 大道 義知』
大道議員は自身のホームページでも「動物による迷惑の防止に関する条例(仮称」について①~③まで、積極的に記事にされている。
http://www.yubikiri.net/daido/
去年の3月まで勤務されていたという元新宿区保健所職員の高木さんは、長年地域猫活動に力を注いでこられた方で、
平成13年度には278匹だった子猫の引き取りが、平成25年度には9匹と、素晴しい結果を残されており、
また餌やり禁止では、野良猫は減らせない事を実証されている。


行政も一丸となって動物達の命をないがしろにする、三重県から来られたグリーンNetの武藤さんの切実な訴えには涙が出た。。
動物ボランティアCat28の溝淵さんのお話も興味深かった。
「ボランティアの存在が行政を怠慢させる原因にもなっている」と仰っていて確かにそれはあると共感した。
また、吉田弁護士も、京都市はボランティアを募集しているがその皆様がどんな距離を取るのかに関心を持っていると仰っており、関係が深くなれば、言いたいことも言えない状況を生み出すことにも繋がると仰っていて、確かにもし自分が行政と関わっていたら、言いたいこと言えなかったり中途半端な意思表示しかできなくなったり目を瞑らねばならない事もあっただろうなと実際感じている出来事もあったりしたので、どこにも属さない、ただひたすら個人で訴えていて良かった、またボランティア募集に落ちた事を感謝した、笑。
その他、京都市が推進している"まちねこ活動支援事業"はハードルが高いだけでなく、内容自体に問題があり改善が必要であるという事。
野良猫に餌をやりたいなら、まちねこ活動に参加するか、それが出来ないなら飼養しろという無茶な選択を与える京都市。
また、まちねこ活動でトラブルが生じても、京都市は一切責任を取らないというスタンスをとってるらしく、自分達は楽して市民に問題を解決して貰おうと言う怠慢の意識の現れであるとの話も出て、今日の話で京都市って想像以上に意識が低いことを思い知らされた。
京都市は面倒くさい事をただ市民に押しつけ、猫を減らそうと本気で考えているとは思えない現実がある。
餌やり禁止にする事は、今まで協力してくれていた者たちを排除するも同然、それは結局、自分達の首を絞める事になる事も京都市は知るべきだと。
アニマルネットワーク京都西は地域猫活動されてる団体だが、地域住民から苦情が寄せられパトカー2台と警官が8人も押し寄せたという話もあったそう(笑)
推進されている活動でもこんな事が起こっているのに、餌やり禁止にしたら、事態はより悪化する事は容易に想像できる。
横浜市では2011年に公園から「ねこの餌やり禁止」看板がすべて撤去されたとのこと。
餌やり禁止行為がどういう事なのか、京都市には根本的な所から見直して貰いたい。
素晴らしいお話ばかりで書きたい事もっともっとあったはずだが、内容あまり思い出せないのでここまで。。。m(__)m
どなたか動画撮ってた方、UPしてくれたらいいな~。
~猫餌やり禁止は殺処分の新たな形である~

今日はとても勉強になりました。
このような集会を開いて下さりありがとうございました。

スポンサーサイト