苦しみ続ける動物達の為に◆さっち~のブログ◆

動物達の真実から目を背けさせようと圧力をかけられアメブロを強制退会させられFC2に引っ越してきました。そうやって動物達の苦しみはなかった事にされ続けてきたのです。消しても隠せない位に動物達の叫びを共に伝えてほしい。広めてほしい。

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ケネディ駐日米大使、オノ・ヨーコ「日本のイルカ漁に反対」その背景に「ブラックフィッシュ」が影響か!? 水族館大国JAPANが隠蔽したいこと  

和歌山)白いイルカを公開 太地町立くじらの博物館 - 朝日新聞デジタル
http://t.asahi.com/dqp3 
2014年1月19日03時00分

 太地町立くじらの博物館は18日、全身真っ白なイルカを公開した。
 イルカは色素欠乏による体色異常(アルビノ)のバンドウイルカ。体長約2メートル、体重約100キロ、推定年齢1歳のメス。アルビノのイルカの飼育は全国でも珍しいという。
 同町沖で行われたイルカの追い込み漁で捕獲され、同博物館に譲渡され、イルカショーを行うプールで仲間と一緒に元気よく泳いでいるた。桐畑哲雄副館長は「アルビノは目立ち、外敵から襲われる例も多い。母親や仲間が守ってきたのだろう。大事に育てたい」と話していた。
 奈良県生駒市から来たという会社員甲斐飛鳥さん(21)は「白いイルカは初めてみました。きれいで美しい」と話していた。

~転載終了~

「大事に育てたい」
外敵からまるで自分たちが守ってあげるかのような印象操作。
その大切に守ってきた母親や仲間と子供をお金の為に積極的に引き離し、
その大切に守ってきた母親や仲間を惨殺する残酷博物館のコメントがとても白々しい。

太地町で捕獲され親から無理矢理引き離され監禁されてしまった白いイルカの解放を求める署名。
開始数日でまもなく2万人。凄い勢いで伸びてる。それだけ世界中で注目&反対されている。
http://p.tl/Ns_G

日本人として恥ずかしいです。世界に向けてただの恥さらしで残酷さを発信してるだけです。
伝統でも食文化でもない水族館ビジネスの為にイルカを苦しめるのを止めて貰えないでしょうか?
力になって頂けないでしょうか?
イルカを海に返してください。まだ殺されていないなら、間に合うなら、家族や仲間たちと共に。
お声をよく聞いてくださるそうなので仁坂知事にもイルカ解放を求める意見をしてみたり。
http://www.pref.wakayama.lg.jp/chiji/
wakayamatiji.jpg

それにしても凄い盛り上がり。
ニュース多すぎて情報ついていけないくらい、笑。
先日の白イルカ拉致監禁事件の話題をきっかけにイルカ漁についてあっちこっちで激しく話題にされている。
いつもなら無知で無関心な人達に、
いつもならイルカ漁=食文化という事にするだけの短絡的思考の人たちに、
あらゆる層に、考えるきっかけを与えるであろう、
それだけこの問題が注目されてる事がとても嬉しい。
水族館ビジネスの闇に注目する人が増え、
イルカショー大国の日本からイルカショーやイルカビジネスが消えてなくなってしまいますように。

キャロライン・ケネディ米国駐日大使「非人道的イルカ漁に反対」への反響 - Togetterまとめ
http://togetter.com/li/617977
ケネディ氏「イルカ漁は非人道的」に反発の声 安倍首相Facebookにも飛び火、盛り上がる (1/2)
J-CASTニュース http://www.j-cast.com/2014/01/19194476.html
米はイルカ漁に理解を=菅官房長官(時事通信) - Y!ニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140120-00000079-jij-pol

あっちでもこっちでもやれ食文化だ、やれ伝統だ。
そういう輩は日常的にイルカを食しているのでしょうか?
あえて問題に気づかせないように食文化で伝統と言う事にしたいのでしょうか?

アメリカの非人道的な工業的畜産にも声を上げてもらいたいに決まってるが、
命の為の意思表示はひとつでも多い方がいいに決まってるので、
とてつもなく大きなきっかけを与えてくれたキャロライン・ケネディ駐日米国大使の発言には心よりお礼申し上げます。



「太地町漁師の皆様へ」オノヨーコさんもイルカ漁に反対声明☆彡素敵♪
To the Japanese fishermen of Taiji from Yoko Ono Lennon, 20 January 2014.
http://imaginepeace.com/archives/20166
irukaonoyoko.jpg

映画「ブラックフィッシュ」が影響か!?そりゃ大いにあるでしょうね☆彡
日本語字幕付きの予告編見たけどマジ大興奮だった。
「25年もお風呂に監禁されたら、精神異常になると思わないんですか?」
なるに決まってる。1ヶ月でも無理かも。
全編超観たい~。
日本でも公開しろ~!!誰か日本語版でDVD発売して~!!!
全ての情報に賛同してる訳ではないが、
「ブラックフィッシュ」について情報まとめてくださってるので、以下一部転載♪

【水族館シャチショーで食い殺される調教師】
キャロライン・ケネディ「イルカ漁糾弾」起因となった?
映画「ブラック・フィッシュ」波紋に揺れる米国と公開予定すらない日本 - Birth of Blues

http://birthofblues.livedoor.biz/archives/51483486.html

Blackfish [DVD] [Import]
BF1.jpg

余程の映画ファン、または水族館関係者以外の殆どの日本人は映画「ブラックフィッシュ」をご存じないと思います。欧米では劇場公開も終わり(imdb8点台)、DVD販売も開始されていますが、その内容から日本での公開~販売は不可能ではないかと囁かれている全米ドン引きのドキュメンタリー映画。日本バッシングの「ザ・コーヴ」は光速で本邦公開されたのにねぇ。

モンド映画の快作「ザ・コーヴ」過剰演出に言及したNHKクローズアップ現代の副資料
映画「ザ・コーヴ(the cove)」アカデミー長編ドキュメンタリー受賞記念 関連動画
【動画】アカデミードキュメンタリー長編賞を受賞した名画「ザ・コーヴ」の監督が「野蛮人ニップは映画を観てほざけ」と仰るので、みんなで鑑賞しよう!の巻

本年度オスカー(長編ドキュメンタリー賞)も渦中の施設スポンサー兼オスカー広告主ヒュンダイからの猛烈な圧力があったのか?なかったのか?最終ノミネート審査でみごと叩き落とされたそうです。電通謹製映画「ジャッジ」を彷彿しますね。

どういう映画なのか?
フロリダの水族館で人気者のシャチが、子供たち眼前で「女性調教師を食い殺す」事件のドキュメンタリー
俺たちのナンシー・ウィルソン姐さんも激おこバラクーダ!

ハート、ドキュメンタリー映画で物議醸したテーマパークでのショーを取りやめる
〈Billboard JAPAN〉-朝日新聞出版|dot.(ドット)
http://dot.asahi.com/ent/music/2013120900048.html
(更新 2013/12/ 9 18:54)

『ドキュメンタリー映画『ブラックフィッシュ』の公開後に起きた署名運動を考慮し、ハートがシーワールド・オーランドでのパフォーマンスをキャンセルすることが12月7日に明らかになった。これまでにも同所での公演をベアネイキッド・レディースやウィリー・ネルソンがキャンセルしている。

 ギタリストのナンシー・ウィルソンが投稿したツイートでは、ショーは元々オーランド公演として予定していたといい、同マリン・テーマパークで行なわれると知っていたなら「私たちはやらないと言ったわ。だから今日NOと言ったのよ」としている。

 2月9日の同所でのパフォーマンスを考え直すよう、Change.orgのウェブサイトで直接ハートに寄せられた嘆願がプレッシャーとなったのだろう。バンドがショーをキャンセルするまでに、2000人近くの署名が集められていた。

 今回の発表は、前日6日にウィリー・ネルソンが“スケジュールの問題”のためシーワールドでのショーをキャンセルしたことに続くものだ。後にネルソンは「シーワールドで彼らがやっていることはあまり良いこととは言えない」とCNNに話している。また、先月にはベアネイキッド・レディースも映画『ブラックフィッシュ』を観たのち、同テーマパークでのショーを取りやめている。

 今年初めに公開された『ブラックフィッシュ』では、捕獲されたシャチのティリクムと関係者3名の死について論じるとともに、シーワールドで行なわれているとされる多くの海洋動物たちを使った訓練を非難している。

 なお、シーワールド側はこの映画は不正確だとしている。』

この事件をターニングポイントに、水族館ショーでのシャチやイルカ飼い殺しは動物虐待ではないか?実は各地の水族館で人身事故が隠蔽されているのではないか?という疑義に揺れるアメリカ。それに感化されたのかどうなのか?スウィート・キャロラインが燃料投下。


こういうのは喜んで報じる脊髄反射ジャーナリスト宣言朝日新聞。
「米国政府はイルカ漁反対」 ケネディ大使がツイート:朝日新聞デジタル
全米が泣いたとCNN!
CNN.co.jp : 太地町のイルカ追い込み漁に非難の声、ケネディ大使も懸念表明
日本人はイルカさんに謝罪と賠償せよ!日本大使館横にイルカ像を立てよ!と朝鮮メディア大興奮!
ケネディ駐日米大使「日本のイルカ漁に反対」ツイッターで異例の批判 Chosun Online | 朝鮮日報

キャロライン発言より遡ること2日前に報じられたナショナルジオグラフィック。

映画『ブラックフィッシュ』の波紋 - ナショナルジオグラフィック 公式日本語サイト(ナショジオ)
Tim Zimmermann and Victor Ocasio
for National Geographic News
January 17, 2014

 ガブリエラ・カウパースウェイト監督がドキュメンタリー映画『ブラックフィッシュ(Blackfish)』の製作に着手したとき、彼女はシーワールドを変えようとして始めたわけではなかった。シーワールドで一番大きいシャチ「ティリクム」が、なぜ経験豊富なトレーナーであるドーン・ブラチョワさんを2010年2月に殺すに至ったのか、事実に基づいた説得力のある映画を作りたかったのだ。

 この映画が広く公開されると、映画に触発されてシャチの捕獲に対して声を上げたり実際に行動を起こす人たちがたくさん現れ、製作関係者はみな感銘を受けると同時に驚きを隠せずにいる。非公式には「ブラックフィッシュ効果(Blackfish effect)」と呼ばれている現象だ。

『ブラックフィッシュ』では、ティリクムの半生とそれに交錯するドーン・ブラチョワさんの悲劇的な死について語られている。同時に、シーワールドの「シャム」と呼ばれるシャチのショーの裏側を描き、ショーがシャチとトレーナーにとってどんな意味を持つのかという洞察を与えている。シーワールドはこの映画を「事実と反する恥ずべきもの、故意に見る人を間違った認識へ導くもので、科学的にも不正確」と評し、『ブラックフィッシュ』で暴露された内容について反論した。

 この反撃とは逆に、今週『ブラックフィッシュ』を後押しするニュースがあった。1月16日、アカデミー候補作品が発表され、この映画が長編ドキュメンタリー映画賞の最終候補作リストに入ったのだ。正式にノミネートされたことで強力な追い風となり、再度注目を集めることになりそうだ。『ブラックフィッシュ』を観た人はすでに数百万人にのぼっている。『ブラックフィッシュ』では生け捕りから始まり、シャチが受ける肉体的、社会的ストレス、母親から引き離される子供、トレーナーを攻撃するシャチなどの実態が描かれている。その映像と情報は、シャチショーをただの楽しい娯楽だと思っていた多くの観客に驚きと衝撃を与えた。

 シーワールドおよびシャチを使ったショービジネスに対する批判は、草の根運動として始まったのちに大きな民衆の力として広がり、『ブラックフィッシュ』の関係者は皆大きな喜びに包まれている。映画が広く反響を集めるというのは、最高に栄誉あることだ。しかしそれ以上に重要なのは、ブラックフィッシュ効果が実際にシーワールドとシャチショービジネスに対して長期的な影響を与えることができるのかという問題だ。

 ブラックフィッシュ効果は、数十人の著名人が『ブラックフィッシュ』を観て彼らのシーワールドに対する見方が変わったことをツイッターでつぶやいたことから始まった。

 ブラックフィッシュ効果が顕著になったのはソーシャルメディア上でのことで、特にChange.orgという署名収集サイトが重要な役割を果たした。昨年後半に『ブラックフィッシュ』の支持者と動物愛護団体は、『ブラックフィッシュ』で明らかにされた問題を考慮して、ベアネイキッド・レディースは2014年2月にシーワールドで開催される予定のコンサートへの出演を考えなおすべきだという署名運動をChange.org上で始めた。すぐに1万件の署名が集まり、これを受けてバンドはコンサートを中止した。

 Change.orgでは、他のミュージシャンに対してもシーワールドでのコンサートを中止するべきだとの請願が相次ぎ、現在のところウィリー・ネルソンやチープ・トリックなど、9組の歌手とバンドが撤退している。

 シーワールドの関係企業を標的としたキャンペーンもまた、ブラックフィッシュ効果の一環として大きな意味を持っている。Change.orgでは、サウスウエスト航空はシーワールドとの数十年にわたる協力関係を終わりにすべきだという請願書が掲載された。先週この請願書は2万7000件の署名を集め、サウスウエスト航空へ届けられた。

 これに対するサウスウエスト航空のコメントは「現段階ではシーワールドとの協力関係は継続する」というものだったが、明確な立場ではないようだ。

 その他、コカ・コーラやヒュンダイがシーワールドの主要な企業パートナーとなっている。Change.orgによると、ブラックフィッシュ関連の請願書は現在24以上当該サイト上に存在し、数カ月でトップクラスに反響の大きいキャンペーンとなっているようだ。

 しかし、最終的に来場者数と収入の減少によってシーワールドの営業方針を変えさせることができなければ、ブラックフィッシュ効果に意味があったとは言えない。

 実質ブラックフィッシュ効果が現れ始める直前の2013年の1月から9月の集計では、シーワールドの報告によると、水族館への来場者数は前年同時期比4.7パーセント減。シーワールドの株価は7月の高値から約30パーセント下落し、10月からは停滞している。

 一方で、2013年1月から9月の収益は前年比2パーセント増となっている。さらに10月から12月はブラックフィッシュ効果が最高潮の時期であったが、シーワールドによると水族館への来場者数は過去最高レベルで、近く報告される2013年の収益も記録的なものになる見込みだ。

 結局のところ、ブラックフィッシュ効果が本当に効果のあるものだったかどうかは、時間をかけてシーワールドの最終損益に実質的な影響を与えることができたかどうかを見なければ判断できない。シーワールドはビジネスなのであって、シャチショーを続けるよりも撤退した方が収益を上げられるという結論にシーワールドが至った場合、ようやく真の変革がもたらされるのだ。もし実現すれば、『ブラックフィッシュ』は観客に影響を与えた以上のものとなり、ブラックフィッシュ効果は意味を持つことになる。
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ニュース - 文化 - 映画『ブラックフィッシュ』の波紋 - ナショナルジオグラフィック 公式日本語サイト(ナショジオ) via kwout

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水族館のシャチが観客の目の前で女性トレーナーを殺した衝撃の事件を題材にしたドキュメンタリー映画『ブラックフィッシュ』公開 | ロサンゼルス発サブカル系WEBマガジン「 ジャパラ - JAPA+LA 」

2010年2月24日、フロリダ州オーランドの水族館シーワルドのシャチショーで、ベテラン女性トレーナーのドーン・ブランショーさんが、シャチのティリカムに「食い殺される」事件が発生した。(報道では溺死)

当時このニュースは世界中を駆け巡り、全米で様々な論争を呼び起こしたが、あれから3年が経った今、同事件を題材にしたドキュメンタリー映画『ブラックフィッシュ/原題:BLACKFISH』が制作された。同映画は、今年1月にサンダンス映画祭で初公開されると大きな話題を呼び、 この夏遂に一般公開された。ロサンゼルスではサンタモニカとパサデナの小さな映画館で一日2回のみ上映されているが、夏休みの課題にも指定されているようで、学生の姿も非常に多く、どの回もほぼ満席状態のようだ。一方で、PG13に指定されているものの、さすがに親子連れは少ない印象だった。やはり悲しいかな親子連れは何も知らないまま水族館のシャチショーを見に行くのであろうか…。

というわけで、ボクもようやく映画館に足を運んできた。子供の頃、水族館が大好きだったボクは「鴨川シーワールド」にシャチを見に行くのが何よりの楽しみだった。学生になっても「品川水族館」や「八景島シーパラダイス」や「池袋のサンシャイン水族館」に足を運んだものだった。もちろん「サンディエゴシーワールド」も何度か遊びに行ったことがある。それだけに、知りたくない現実を見せ付けられるであろう本作品は、決して進んで見たい映画ではなかった。一方で、これは絶対に見なければいけないという、何か使命感のようなものにも駆りたてられた。そして実際に見たこの映画は、予告編から受けた印象をはるかに越える衝撃的な内容だった。

「シャチが…私たちトレーナーのひとりを食べてしまったんです…」

映画は水族館係員が警察に事件を通報をした際の音声記録からはじまり、関係者へのインタビューを通じて、水族館のシャチショーの実態が次第に明らかにされていく。映画開始から五分もすると映画館のあちこちから「オーマイガッ…」「ジーザス….」「シーット…」「ありえない…」「酷すぎる…」といった言葉や、重苦しいため息が聞こえてくる…。首を左右に振りっぱなしの人たち、うなだれてしまうひとたち、頭を抱え込んでしまう人たち、鼻をすする人たち、涙をぬぐう人たち。

ボクたちの見慣れた「可愛い」シャチが実際に、どうやって水族館まで運ばれて来たのかが実際の映像やアニメーションとともに説明され、メディアでは報道されなかったシャチによる悲惨な人身事故の詳細が、死体解剖記録とともに明らかにされていく。シーワールドの歴史とは、まだ赤ん坊だったシャチが、人間の金儲けのために、両親から引き離され、拉致監禁拷問されてきた歴史に他ならないのだ。この映画の語り手である人たち、つまりシャチの捕獲者やトレーナーたちにとっては、この映画で真実を語ることが贖罪であるかのよう見えて、まるで彼らが神様に許しを乞うような告白の記録になっている。彼らがカメラを前にして涙を流しながら訴える真実には、鬼気迫るものがある。当然のことながら一番の犠牲者はシャチなのだが、その一方でシーワールドの従業員たちもまた犠牲者なのだ。彼らはインタビューの中で、自分たちが無知だったこと、事態に直面して何をすることも出来ない無力さを吐露する。

「イルカと一緒に泳いでみたい」「シャチの背中に乗ってみたい」

そんな、子供の頃に誰もが一度は夢見たようなことを実現するため、持てる情熱の全てを注ぎ込み、まっすぐに夢を叶えた人たちの人生が、この事件をきっかけに一変し、雇用主である「シーワールド」という巨大産業の犠牲者となっていく様が浮き彫りになる。子供の頃に夢見た華やかな世界の裏に隠されていた驚愕の事実が次々と明らかにされていく…。ベテランの域に達した今になって、残酷にも彼らの夢と人生は音を立てて崩れ、信じてきた人間に裏切られて見捨てられ、自分たちの無力さにもがき苦しむ…。

確かに辛い映画だ。苦しい映画だ。胸が張り裂けそうな映画。涙なくしては見られない。怒りに震えるひともいるだろう。その一方で、この映画の不思議なところは、思わず噴き出してしまったり、笑い声があがったりする場面も少なくないところ。映画を見に行ってこんな体験をしたのは今回が初めてかもしれない。あまりにも恐いホラー映画を見たときに、逆に笑って誤魔化している観客を見かけるが、あれに近いのかもしれない。この映画が持つ本来の重苦しさの中にあって、人間という生き物の愚かさや滑稽さを自嘲し、声に出して笑ってしまうことで、観客たちは何とか心のバランスを保とうとしているからなのかもしれない。もしくは製作者側が意図的に「(観客たちが)水面に顔を出して息継ぎをする時間」を与えてくれているのかもしれない。雑誌バラエティが、この映画を「MESMERIZING PSYCHOLOGICAL THRILLER(魅惑的な心理的スリラー)」と評しているが、その通りだろう。実際に起きた事件の中で、シャチによって故意に水族館のプールの底に沈められてもがき苦しんだトレーナーたちの様に、この映画の観客たちは息の詰まるような苦しい時間を過ごすのだが、その上映時間の90分はあっという間に過ぎていく。

それでもラストシーンを見終わったときに「ああぁ~見てよかった~」と心の底から思えるような、何とも言えない不思議な力を感じさせる作品だ。そんな苦しみの果てに、彼らトレーナーたちが最後に目にしたものと、その神々しいまでの美しさ…。印象的なラストシーンが心に染みる。

それにしても、われわれ人類というのはなんと罪深い生き物なのか…。そしてどこまで盲目な生き物なのか…。自分たち人類の存在価値が根本から問われるような作品だが、これは決して、水族館とシャチショーだけの問題ではないように思える。今地球上で起きているありとあらゆる人類の悪行全てに共通しているのではないだろうか。信じがたいことに、人間を3人も殺めてしまったシャチのティクリムは今日も水族館のショーに出続けている。何億円、何十億円という利益のために…。愚かな人類は、失敗を認めず、学ぶことが出来ないまま同じ過ちを繰り返す。

これって過去何十年もの間、地球上のどこかでいつも聞いてきたような話ではないだろうか。原発、核兵器、軍需産業、石油利権…人類の欲望が倫理を凌ぐ事例という意味で、決して無関係ではないことに思えた。現在騒がれている米国のシリアへの軍事介入とて同じことだろう。

子供の頃に動物園でパンダは見るのが好きだったお母さん、今週末にお子様を水族館のシャチショーに連れて行こうと考えているお父さん、犬やネコを飼っているあなた…動物を愛しているひともいないひとも、全ての人間に見て欲しい衝撃のドキュメンタリー映画『ブラックフィッシュ』。

この夏話題のハリウッド映画『パシフィックリム』や『マン・オブ・スティール』もいいんですけど、それらの映画こそがまさに「水族館のシャチショー」なんです。あまり作り物ばかりに踊らされずに、しっかり現実と向き合うことも大切です。また「作り物」という点で、個人的にはCGで描かれた動物が出てくる作品は苦手なのですが、ディズニー映画の大ヒット作『ファインディング・ニモ』(2003年)の続編『ファイング・ドリー』(2015年公開予定)の製作者達は、この映画を見て急遽エンディングを変更したというほど、同映画は各方面に大きな影響を与えているようです。そしてあの大ヒット映画『アバター』を実写化すると実はこの作品になるのではないかと思うほど共通点が多く、この映画を見るべき観客層もアバター以上に広くあるべきだと思いました。アバターのような「フェイク」ではなく、映画『ブラックフィッシュ』の「現実」にこそ、老若男女全ての人々が見るべき価値があり、こういう作品こそが人類の未来にとって大切なものなのだと思います。

映画『ブラックフィッシュ』が日本で公開されるかどうかはまだ分かりませんが、アメリカの映画はハリウッド映画だけではないんです。本当に見なくてはいけない貴重な映画に限って日本には届けられないという残念な現実もあるので、日本の皆さんも機会があれば是非ご覧になっていただきたいです。単なる「映画」ではなく、人類が向き合わなくてはいけない「現実」がここにあります。(ちなみにアメリカ国内では8月26日にDVD発売、10月24日にCNNで放送が決定しています。)

そして今後、テレビでも水族館でも、シャチを見る機会があるときは、そのせびれの形が異常に気になってしまう作品です。

~転載終了~
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