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苦しみ続ける動物達の為に◆さっち~のブログ◆

動物達の真実から目を背けさせようと圧力をかけられアメブロを強制退会させられFC2に引っ越してきました。そうやって動物達の苦しみはなかった事にされ続けてきたのです。消しても隠せない位に動物達の叫びを共に伝えてほしい。広めてほしい。

「大阪ローベジ祭り」からの「ある精肉店のはなし」 

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今日は、大阪ローベジ祭りに行って、帰り時間あったら難波あたりでNO毛皮活動でもして帰る予定を組んでいたが、
そうだ、この映画やってたんだと思い出し!
急遽10:30の開演に合わせて見知らぬ土地、十三にあるナナゲイを追加。
来なれない場所というのもあり、間に合わないと久しぶりに走ったりしてみたものの、到着したら10:40でタイムオーバー。
しかし予定狂いたくないし遅れてもいいから見るしかないと思い窓口に行ったら、
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まさかのチケット完売ですと言われ放心状態( ̄▽ ̄;)
「きっとガラガラに違いない。」なんて勝手な予想が見事に裏切られる、笑
今日は舞台挨拶もあったためか大盛況だった模様。
予定狂うし悩んだけどここまで来たのにスルーとか嫌だし、13時のチケットならまだあると言われたのでそれを購入。番号を渡され12:40分には来てくださいねとの事。
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電車賃が勿体なさ過ぎると思いながら、肩にかけてるBAGから、顔つきの動物の死体をぶらさげてる女に吐き気を催しながら、
とにかく行ってまた戻ってくるしかないぜと興奮気味で歩いていたら、後ろから親しみのある「こんにちは」という声が聞こえてきて、え!こんな慣れない十三という土地で私を知ってるとか一体誰!!
と振り向いたら、マルイ前でいつも被災動物の活動されてるまさかの青年協議会の方だった。
どうやら肩にかけていた毛皮反対パネルを見て私だとすぐに解ったらしくてなんかウケた、笑
それだけ毛皮反対オーラに溢れていたということなのだろう、笑。
こんな所で合うなんて変すぎですねとご挨拶、笑 どうやら事務所が十三にあるらしい。
今から河原町に活動に行かれるということでまたねとバイバイ( ´ ▽ ` )ノ
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心斎橋に到着して辺りを物色。
ここなら連れて行かれたりしないだろう、そんな時間かからないだろうし荷物にもなるしちょっと置いておこうかな的にアピールしといて、笑
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ローベジ祭り会場(グリーンスムージーバーのあるビル)に到着。
ほんと殺風景なビルなので、祭りに向かうのであろう人たちが、ビル内で多数迷子になっておられててウケた件、笑
そして向かうエレベーターが定員オーバーになったほどの人。
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11時ちょっと過ぎに到着したのにすでに結構人が集まっていた。
ビル前でアピールされてたわけでもないし、元々この情報を得てないとココに辿りつく事はできないだろうと感じるし、口コミや出店者様の呼びかけは勿論あるとは思うけど、そんなにこの祭りに関心を持ってる人がいるのかとこの光景に少々ビックリした件。
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来る前から決めていた、一目散で向かったのは、モハヤマバートでカレー!
京都ベジフェスとか、今まで何度か食べる機会あったけど、ボランティアしてて時間なかったりで食べれてなかったから。
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VEGAN♪酵素玄米セットにした♪想像してたよりすっきりしていて美味しかったぁ(^q^)
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そして隣のお店のこの有機野菜スープが抜群に美味しくて、オカワリしようかと思ったけど時間なかった。
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会場内には、リアルファーを身につけてる人たちが結構いて、せっかくの気分が台無し&
今年はなくてほんと残念だったけどやっぱアニマルライツ訴える京都ベジフェスは素敵だなと改めて思った。
ココには菜食者が集まってるとかではなくて、普段はガッツリ肉食べてるけど、
自分の健康の為とか、なんか興味あるし楽しそうとか、そんな利己的な理由で来てる人が多いのかなと感じずにはいられなかった。
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食べたいものが沢山ありすぎ。ゆっくり食べてる時間はないが、思わずゆっくりしてしまい、
後でまた必死こいて走るはめに、笑
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26店舗だったかな?沢山お店が出てた♪
調子に乗って何件かでテイクアウト。
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偶然会いました。マーフィーさんを探せ!!!笑
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あうあうあう(๑≧౪≦)イチジクのレアチーズ風ロータルト美味しそ~!でGET♪
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これはヤバかった。相当美味しかった。その気持ちが知らぬ間に外に滲み出ていたのだろうか。
隣にいた知らない方に、それ美味しそうですねと話かけられ、マジやばいですと答え、即効で買いにいかれた件、笑
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こちらカカオマジックでもテイクアウトしたかったが、1粒400円という高価さにビビリ、それならローチョコタルトを♪とすでに時間切れなのに口に運んで忙しすぎでじっくり味わえずに勿体無い食べ方した( ̄▽ ̄;)
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こちらの可愛い方がリンダさんですね?←写真で拝見した事あるだけで、話した事もないしコスプレだし(笑)自信なくてハテナマークの件。
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肝心の?グリーンスムージーバーでは何ひとつ堪能する時間なくで、ワンコインディップとかしたかった、最初に立ち寄れば良かったなぁ、しくったぜ。
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12:40には戻らないといけないというのに、会場を出たのが12:20。
自分のルーズさに嫌気をさしながらダッシュ└(´∀`;;)┐===3
そして、ちょっと置いてただけの毛皮反対パネルが誰かに連れ去られてしまっていた件、
くそーーー(;_;)
探してる時間もないので悔しいがスルー。
12:55にナナゲイに再到着で間に合い何とか入れてもらえた。
すでに皆着席し終えて私が最後の入場者だったよう。
そして会場に入ってその光景にびっくりする。
座りきれなかった人たち、立ち見で溢れる会場!!凄い人気なんですね?
恐らくこれを観にくる人達のほとんどが肉食肯定者だろうと思うだけに、
また菜食祭りからの流れというのも影響し、複雑な気持ちを抱きながら、とてつもなく大きな抵抗勢力と共に映画鑑賞したよ的な。
途中で「あの作業わたしできひんねん。」と聞こえてきて、
あ、そうか、これ大阪が舞台やし見に来てる人、出演者の知人の方とか屠畜関係者の方も多いんやろうなと納得したりした件。

お話は、タイトルそのまんまの北出さん一家の日常を追った「ある精肉店のはなし」
北出精肉店は、現代では珍しく(と言っても去年の3月に屠場は閉鎖されたのだが)
なんと、牛の飼育から屠畜、解体、そして精肉作業、小売りまでを家族と支えあい一貫して行っている。
日本にある約180ほどの屠殺場の中ではそのようなスタイルを取っているのはここだけだろうとの事。
店主の新司さんは言う。
「おいしかったよ」と、自分達が育てた牛の肉を買っていった常連さんたちのその後の反応まで知れる、その時に牛の事を思い出す。
工業的畜産が主流になり工程が区切られ命が流れ作業で効率重視で扱われるようになっている現状を考えれば、
北出精肉店は簡単に命が終わらない場所であった事は違いない。
ただ、それはただ殺されるだけの牛にとってメリットにはならないと思うし、映画ではそういうことにされていたが牛は喜んでないとは思うが。
最初のシーンで、まず自宅(精肉店)の裏にある牛舎から近くにある屠場まで歩いて連れて行かれる牛と人間の姿、
そして屠殺シーンでいきなり始まる。
大きなスクリーンに牛がナイフで切り刻まれていく光景がしっかりと映し出され凄い迫力だ。
気持ちが悪くなる人もいるだろう。
途中は笑いありの家族の何気ない日常が捉えられ、
最後にはまた、北出精肉店で最後になる牛の屠殺シーンがある。
このような現実をすでに知っていて免疫あるといえども、それでも私でも衝撃を受ける光景。
会場にいた、いわゆる消費者であるだけの人達がどんな風に感じたのかが気になった。
私も一度屠殺場見学に行ったことあるし、その時の光景を思い出して、
ここも最初は牛のおデコにピストルを撃ち込むのだろうと思っていたのだが、違った。
ピストルではなく、ハンマーを牛の頭めがけて思い切り振り下ろす。そして牛は倒れこむ。
その間に(心臓が動いてる間に)頚動脈を切り放血作業に入るが、次から次へと機械的に作業する現代の屠場とは違い、ここでは1頭ずつ丁寧に進められている印象を受ける。
ハンマーは昔ならではの(日本にやってきた黒船以来の)やり方なんだそう。
その方法を続けているのも、もうここくらいだろうとの事。(もう閉鎖したので今はなくなったという事になるが)
1発で成功すれば屠殺における牛の苦しみは勿論一番少なくて済むが、
やはり失敗もあるようで、ガタイの大きな牛で何度も失敗して頭に沢山穴を開けてしまったという話は聞くに耐えなかった。
失敗してしまうと、牛は攻撃されてると知る事になり反撃してくる可能性が高いから、牛がそんな事を考えている最中にもう一度ハンマーを振り下ろさなければならないと。
人間の命がかかっている、だから倒れ込むまでが一番緊張する、牛の苦しみがではなく、危険を回避したいという人間目線の理由がやたら強調され、そんな危険も、差別も、牛(動物)を食べ物という事にするのをやめてしまえばなくなるのにと、何度も思った件。
そして、気絶するまで何度もハンマーを振り下ろすというのを観ていて思ったのが、
じゃあ私が見学に行った屠殺場のように、ピストル撃たれたら下に落とされるようになっている流れ作業だったら、失敗して気絶してなくても下に落とされてそのまま切り刻まれてしまうという事ですよね。
あの時動いていたのはやっぱり、、と思い出してしまう件。

この映画は肉食肯定が前提の話だし、肉食反対の私が見て意味があるのかとは思ったが、
新しく得る何かがあるかもしれない、今の自分がどう感じるかを知りたい、
チケット代1700円が肉食肯定社会に利用されたら嫌だなと思いながらも動物達にメリットになる可能性、希望がないわけでもないし観た。
動物利用を肯定ということでは全くないが、効率を重視したやり方が存在してしまってる以上、北出精肉店のあり方を肯定的に見ている私がいた。
あ、そういえば、途中で飼われている犬が何度か映るのだが、家の中にも関わらず、常に繋がれていて可哀想だった。
繋ぎ飼いされ自由を奪われている牛の姿と重なった。
動物を見下し虐げていい存在にしている以上、この世界から差別がなくなる事はないだろう。

映画終了後は、監督と北出精肉店店主による舞台挨拶。
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監督が(女性だったとは)この映画を作ろうと思ったのは、屠場に行った時に衝撃を受けて、自分が想像していた事と全く違った現場がそこにあった事を生で感じたのがきっかけだそう。
北出ファミリーが、映画の中でも仰っていた、また舞台挨拶でも強調して仰ってたように思うから、そこが相当気になっているのだろうと思うが、
この仕事をしてると牛に情は移らないのか、残酷だ、よくこんな仕事ができるなと言われるそうだが、
その肉を美味しいと口に運んでいる消費者は一体どうなのか、それこそ残酷ではないのか、直接的に作業してる人にだけ差別の目が向けられることはおかしいのではないかといった、問題提起されるように強く訴えておられた(私にはそう感じた)。
そして、そこにはとても同意した。
例えば毛皮にしても生きたまま動物の毛皮を剥がしてる中国人に対して死ねという言葉を投げかける人がたまにいるが、それをやらせてるのは毛皮を求める消費者であり、またその消費者の多くが日本人であってなぜそういった毛皮を求める人たちを非難しないのかと疑問に思う。
食肉産業に関わってる人たちが差別を受けてしまう現実があるなら、それは食肉してる人たちが生み出していると思うし、彼らは肉食者による被害者なのだと思う。
それは加古川食肉センターに行った時も感じずにはいられなかった。
こういう人たちに対する差別もなくしていくために、肉食は止めるべきとだと心底思う。
肉食がこの世界を狂わせている元凶だと思う。

そして最後、監督と店主の新司さんによるサイン会もあった。
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舞台挨拶で北出さんが話の中で「みんな肉食べますよね?」と発言されており「いいえ。食べません」と心の中が膨れ上がっていた私、またみんなが肉食者でいるのが当然的な空気を感じたので、菜食者でもこの映画を観る人がいるという事を一言伝えたくて、パンフレットも買ったことだし私も並んだ。
部落問題で差別をなくしていくために解放運動されている店主さん。
「私は北出さんとは違いますが、動物解放運動してる菜食者です。そんな私がこの映画を観た所で得るものはないかと思っていたところがあったが、得るものはあった。日頃隠されている現場を知るのは大事ですよね。」とお声かけした所、
北出さんは抵抗されていると感じたのか
「野菜だって生きてますからね。」とバッサリ一言で返された。
映画を見る限り、この人はまだ話の解る人だと感じていただけに、とても残念な反応だった。
自分が屠殺されていく家畜の列に混ざったとしても、植物も生きてるからという理由で助けを求めないというならその回答でいいと思うが。
しかし、そのような回答になってしまう背景には、物心ついた時から動物を肉にする事が当たり前の環境にいた分、差別もあった分、自分がやっている事を正当化する為に「野菜が生きている」という当たり前の理由を自信に繋げていたのかもしれないとも思う。
ただ肉食したいだけの努力できない人間が言う「野菜が生きている」とは思い込みたくなる深さも違うと思う。
映画の中で、やりたくてこの仕事をやってる訳じゃないという発言があったので、余計そう思う。
私は、動物の差別をなくしていく事が、人間の差別をなくしていく事に繋がる、あなたを否定してる訳ではない、むしろ救いたい気持ちがあることを伝えたかったのだが、うまく言えなくて悔しかった。
一方監督は「命の食べ方という映画をみてベジタリアンになったという方がこないだいました。」と。
じゃあ、「ある精肉店のはなし」を観て、ベジタリアンになる人もいるかもしれませんね。
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パンフレットは屠殺方法のイラストあったり歴史記されてたりで中々ナイスだった。
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食肉してなくても健康に生きてる人達がこの世界に沢山いる中で、
食肉は必要不可欠とか映画の中で言われてたりして、
これを観た人たちの大半はより肉食肯定意識が深まり罪を重ねていくんだろうな、洗脳されていくんだろな、
現実を知った上で肉食する私は良い人♪みたいな勘違いの思い込みがなされていくんだろうな、
とか、
何だか、書きたりない事がまだまだあるけど、
残しておきたい事があったら後日修正して勝手に追加しておく事にしよう。

デモで太鼓のサウンドいいなとかこないだ言ってたけど、そうなんですよね。
毛皮反対デモ行進はNO太鼓ですね。
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ほんと今日は、NO毛皮活動する時間もなくなったり、予定が狂いまくった1日でした。チャンチャン。
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屠畜場とは(マピオン大百科)
http://pedia.mapion.co.jp/art/%E5%B1%A0%E7%95%9C%E5%A0%B4

屠畜場(とちくじょう、漢字制限で「と畜場」と表記されることが多い)は、牛や豚、馬などの家畜を殺して(屠殺して)解体し、食肉に加工する施設の法律上の定義の名称である。日本のと畜場法においては、生後1年以上の牛若しくは馬又は1日に10頭を超える獣畜をと殺し、又は解体する規模を有すると畜場を一般と畜場、それ以外のと畜場を簡易と畜場として区別している。

初期のと畜場法では獣医師によって家畜の病気を発見排除し、健康な肉を提供することが主要な目的であったため、と畜場はいわば検査施設であった。 しかし、近年サルモネラ、O157など家畜由来の食中毒に対する社会関心が高まってきたことにより、と畜場法が衛生面に軸足を置いた内容に大きく改訂され、単なる検査施設から食品工場としての性格が強まった[1]。

このため、現在、各施設の具体的名称は、「食肉処理場」「食肉センター」などの名称が付されているものが多い。 これらの施設は主に、食肉加工会社や第三セクター、または自治体によって設置される。 政令市など大都市が運営すると畜場では、枝肉のセリを行う食肉市場が設置され、国産肉の価格形成を担っている。

と畜場法に基づく食肉用動物である家畜(日本では牛、馬、豚、緬羊、山羊の5種類の家畜のみで鹿や猪は法の対象外)は、搬入された後シャワーで汚れを洗い流してから食肉衛生検査所あるいは保健所に所属する獣医師の免許を持つ「と畜検査員(地方自治体の職員)」による病気等外観の検査(生体検査)を受ける。

屠殺は、前頭部への打撃、あるいは電撃や二酸化炭素によって失神させたあと、大動脈を切開し放血殺する方法で行われる。 失神させてから放血殺する方法が採用されるのは、安楽殺という動物福祉の観点からでもあるが、速やかに死に至らしめられなかった場合、ストレスによる筋変性や放血不良によって肉質が悪くなったり、恐怖した家畜が暴れ自ら筋肉や骨を損傷したりするなど、枝肉の商品価値を損なわないためという側面が大きい。

放血殺後、屠体の両後肢の飛節に通した鉄棒をフックで吊り上げ、施設の天井に取り付けたレールに沿って各作業配置を順に廻り、解体されていく(オンライン方式)。 その途中で適宜と畜検査員により病変組織のサンプリングと検査(解体後検査)が実施される。

解体順序はごくおおざっぱに言って、頭部切断・剥皮・内臓の摘出・背割り・枝肉検査などと続き、半頭分の肉の塊(半丸枝肉)となる。 たいていは解体ラインの階下に白モツ(胃腸など)、赤物(肝臓・心臓など胸腔臓器)などの内臓を分別・洗浄・パッキングするための作業場があり、ラインで切り離された臓器をシュートに投入することにより下の内臓処理作業場に送られる仕組みになっている。

食肉市場で取引された枝肉は食肉加工場で大分割されブロック肉となる。そこからさらに精肉店や、スーパーマーケットなどに搬送され、ももやヒレなどの部位に小分割され、一般消費者に市販される。

前述の法改正が行われた際、O157やBSE対策のための設備投資が行えなかった小規模施設の多くは廃業した。残った中・大規模施設も衛生対策のため施設の改築等を行なっており、現在ほとんど全てのと畜場が旧来のベッド方式(家畜を台の上で剥皮解体する方式)を廃止し、オンライン方式(フックで吊して剥皮解体する方式)で運営されている。

なお、牛についてはBSEの遡り調査や偽装防止のためトレーサビリティシステム対応を行なっている。

一般にと畜場は加熱用食肉のみ生産している。 最新の設備構造により国の定める衛生基準を満たして、生食用食肉(レバ刺しや牛タタキ)を生産しようとした畜場もごく数カ所あったが、衛生上の問題が発生したため、次々と生産自粛を余儀なくされている。 生食用食肉を生産していると畜場は、馬肉専門のと畜場が九州に数カ所あるのみ[2]で、牛や豚の生食用食肉は生産されていない。

「全国食肉センターリスト」H22年4月1日現在
http://www.hanaki-eng.co.jp/dataroom/centre_list.htm


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