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“家族”が別れるとき~チンパンジーと研究員の14年~【署名にご協力を】アジア最大級の動物実験施設が建設 in 韓国
「悲劇!トレハロースの林原が見捨てたチンパンジー8匹の行方。 - NAVER まとめ」
~肝炎のワクチン研究の犠牲にされ続けていたチンパンジーの物語。改めて人間という存在の業の深さを感じます。~
http://matome.naver.jp/odai/2134064051114796101
2013年5月11日(土)午前10:50~11:45放送
ナレーション 樹木希林
関西テレビが10年以上に渡り取材を続けてきた岡山県のGARI(類人猿研究センター)。
猛獣指定されているチンパンジーと群れの中で接するなど、世界にも類を見ない信頼関係を築き、
数々の国際的成果を上げてきたが、親会社の倒産によりこの3月閉鎖された。
センターができたのは14年前。
肝炎ワクチン開発実験に使われる運命にあった幼いチンパンジー"4人"を引き取ったのが始まりである。
以来、研究員の不破さんは親代わりとなって世話をしてきた。
出産を見守り、育児ができない母親に授乳させる努力をし、夜は添い寝をするなど、
まるで"家族"ともいえる付き合い方をしてきた。
チンパンジーは8人に増えた。
8人は別の施設に移送されることが決まった。GARIの研究員たちとは離れ離れになる。
移送は麻酔を打って眠らせ、1人づつ檻に入れて運ぶ。
麻酔は打ち間違えれば命に係わる。
毎朝、朝食時にこっそり注射針を刺し、慣れさせる訓練が始まった。
不破さんはチンパンジーに気づかれないよう移送の準備を行っていたつもりだった。
しかしチンパンジーたちは普段と違う空気を感じ取り始める。
14年をともに暮らした。チンパンジーと研究員の別れの日がやってきた。
制作著作 関西テレビ放送
http://www.ktv.jp/document/cq50ge000001mtiz.html
パソコンに動画編集ソフトは入ってるんですが、アンポンタンな為理解できず、1つにまとめられません^^;
5段階になっていてめんどくさいですが見たい方はどうぞ。
そして何故そんな事になるかというと録画機器を持ってないからですね、笑
「チンパンジーと紡ぐ絆 ~林原人類研究センターの10年~」
<1>添い寝ヒトと信頼関係
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/okayama/feature/okayama1309874943471_02/news/20110705-OYT8T01156.htm

夜、チンパンジーと添い寝をするスタッフたち(玉野市沼の類人猿研究センターで)
「おはよう。ゆうべも暑かったなあ」
午前8時、玉野市沼、林原類人猿研究センター(通称GARI、伊谷原一所長)の研究・飼育棟で、リンゴやバナナなどの朝食を持ったスタッフが、屋内運動場(150平方メートル)に向かって声を掛けた。寝そべったり、草をかじったりしているチンパンジーを1頭ずつ声と身ぶりで小部屋に誘導し、体重や心拍数をチェックしていく。聴診器を胸に当ててもチンパンジーは平気な顔だ。「毎日繰り返すことで器具に慣れる。病気の時も恐怖心を与えずに診察できるんです」と獣医師の洲鎌圭子さん(40)。
検査の後はチンパンジーと抱きあったり、じゃれあったり。「オッホッホッホ」とうれしそうな声を上げる雄もいる。無邪気なスキンシップに見えるが、臆病なチンパンジーに不安を与えないよう、スタッフの立ち位置や動きはすべて計算されている。
午後は、研究員が「視野」や「記憶力」などの実験を2~3時間行う。痛みを伴う実験は一切しない。その後、チンパンジーたちは森のパトロールや日陰での昼寝など、思い思いに過ごす。
午後7時30分。「もう寝よか」。チンパンジーの居室で主任研究員の不破紅樹(こうき)さん(43)が、わらを敷き詰めた床に横になった。すかさず2歳の子チンパンジーが甘えて胸に乗る。同室の6頭の静かな寝息が聞こえる頃、不破さんらはそっと居室を後にした。
「添い寝は、GARIの象徴なんです」と不破さんは言う。最も無防備になる「寝る」という行為を、チンパンジーと共にできる研究機関は、世界でGARIだけ。鋭い歯とヒトの4倍以上の握力を持ち、攻撃的な一面もある動物だけに、よほどの信頼関係がないと大けがにつながるからだ。
GARIでは、施設に連れて来られた生後2~3年の頃から、添い寝をしたり抱きしめたりして親のように接し、関係をつくってきた。ヒトに心を許した彼らは、出産や脳波測定などの際、世界中のどの研究者も見たことがなかった行動を示し始めた。成果は英米の科学雑誌でも度々紹介され、チンパンジーとの新しい関係は「GARIスタイル」として評価されている。
◇
GARIは今夏、設立から10周年を迎える。チンパンジーが自然界で持っている「群れ社会」をできるだけ維持しながらヒトとの信頼関係を築くというユニークな飼育・研究手法で、世界一級の成果を生み出しているが、運営母体・林原グループ(岡山市)の経営破綻で存続が危ぶまれている。スタッフとチンパンジーたちの体当たりの日々に紡がれたGARIの軌跡をたどる。(辻本洋子)
■メモ
GARIは、林原グループ(本社・岡山市)がヒトの進化などを研究するため2001年8月に開設したチンパンジーの飼育・研究施設。玉野市・出崎半島の山の原野(約1万平方メートル)を高さ4メートルの塀で囲った内側に、森や池、高さ13メートルのタワーなどを備えた屋外運動場(7400平方メートル)と、研究・飼育棟がある。チンパンジーは2~15歳の8頭(雄2頭、雌6頭)。研究員らスタッフは12人。研究成果を展示する自然科学博物館をJR岡山駅前に建てる計画もあったが、中断している。

(2011年7月6日 読売新聞)
<2>胎児エコーで初観察
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/okayama/feature/okayama1309874943471_02/news/20110706-OYT8T01085.htm
8頭のチンパンジーが暮らす林原類人猿研究センター(通称・GARI)。屋外運動場で、ナツキ(5歳、雌)は、ロープにぶら下がってジャンバ(15歳、雄)に飛びつく遊びに夢中だった。「やんちゃで男の子みたいでしょ」。研究支援の楠木希代さん(33)が苦笑する。ナツキは、ロイ(15歳、雄)とツバキ(15歳、雌)の間にできた、GARIで初めての子どもだ。

生まれたばかりのナツキを抱くツバキ(2005年7月9日、林原類人猿研究センター提供)
ロイとツバキは1999年、いずれも生後2~3年だったジャンバ、ミズキ(14歳、雌)と一緒に熊本県の飼育施設からGARIに来た。2002年にはミサキ(12歳、雌)も加わった。以来、繁殖はGARIの目標の一つになっていた。
ツバキの妊娠が判明した04年11月、スタッフは胎児の様子を、人間の産婦人科でおなじみの4次元超音波画像診断装置(4Dエコー)を使って、立体的な動画で観察することに挑戦し始めた。おなかの毛をそってゼリーを塗り、器具を押し当てて動かす。臆病なチンパンジーにとっては、どれもハードルが高い行為だ。
最初は装置がある部屋で食事を与え、次はエコー機をおなかに数秒当てる。毎日少しずつ段階を踏み、3か月かけてエコーで胎児の動く様子を確認することに成功した。世界で初めてのことで、「アメリカ、イギリスなど各国から視察に来て、共同研究の依頼も増えた。大きな自信になった」と平田聡主席研究員(37)は振り返る。
05年7月、ツバキがナツキを無事出産。08年6月にはミサキがハツカ(3歳、雌)を、同9月にはミズキがイロハ(2歳、雌)を産んだ。父親はともにロイ。ビデオカメラに慣れる練習を重ねていたおかげで、撮影スタッフが産室に入り、出産シーンを様々な角度から撮影することに成功した。これも世界初だった。
この映像はその後、滋賀県立大の竹下秀子教授(比較行動発達学)との共同研究で分析された。その結果、赤ちゃんが生まれる時の顔の向きは、2足歩行のヒトだけが母親の背中向きとされていたが、チンパンジーも同じだということがわかった。今年4月、論文発表され、ヒトの出産の進化に関する定説に一石を投じた。
しかし、08年7月、出産を巡って思いがけないことが起きた。それは今も続く苦闘の始まりだった。(つづく)

(2011年7月7日 読売新聞)
<3>育児放棄悩むスタッフ
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/okayama/feature/okayama1309874943471_02/news/20110707-OYT8T01229.htm?from=popin
「ハツカがいない」
2008年7月31日朝、林原類人猿研究センター(通称・GARI)の平田聡主席研究員(37)は、屋内運動場を見てうろたえた。先月、ハツカ(3歳、雌)を産んだミサキ(12歳)が、1頭だけでそこにいたのだ。通常、出産後の母チンパンジーは片時も子どもを手放さない。
ハツカは、すぐそばでミズキ(14歳、雌)に抱かれていた。「ミズキがおもしろ半分で取り上げたのだろう」。胸をなで下ろした平田さんらは、ハツカをミサキに返したが、ミサキはすぐ床に置いてしまった。育児放棄の始まりだった。
飼育下のチンパンジーは約半数が育児放棄になると言われる。本来は群れで暮らし、周囲の子育てを見て学ぶが、少数で飼育されると学習する機会がないためだ、とされる。しかし、ミサキは出産後40日間は上手に育てていたのだ。育児放棄の理由は不明だが、このままではハツカは死んでしまう。スタッフが24時間態勢で育てることになった。
だが、人工保育は難しい。ヒトに慣れすぎるとチンパンジーを仲間と思えず群れに溶け込めなくなるし、群れの方でも仲間と認めず殺してしまうことがある。群れに慣らす手がかりとして、他のチンパンジーとハツカの「お見合い」を始めた。最初は室内で1頭ずつの対面だったが、スタッフのそばなら屋外運動場で皆と過ごせるようになっていった。

屋外運動場のジャングルジムで遊ぶチンパンジー(玉野市沼の林原類人猿研究センターで)
09年8月22日。主任研究員の不破紅樹(こうき)さん(43)が、いつものように屋外運動場にハツカを連れて出ると、ナツキ(6歳、雌)がハツカの手をひいて高さ13メートルのタワーに登り始めた。初めてのことで焦ったが、タワーはチンパンジーだけの領域なのでヒトは近づけない。
ナツキとハツカは、不破さんが呼んでも下りてこなかった。リーダー格のロイ(15歳、雄)が呼び戻そうと近付いた時、ナツキが不意にハツカから離れた。高さ3メートルの台に残されたハツカは、恐怖のあまりロイに歯をむいた。ロイが切れた。ハツカをつかみ、タワーの鉄柱に何度もたたきつけた。
「ロイ!」。研究支援の楠木希代さん(33)が叫ぶと、ロイは我に返ったように「キャーッ」と叫んでハツカを手放した。ハツカがぽとりと落ちた。(つづく)

(2011年7月8日 読売新聞)
<4>母に託す 群れ復帰
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/okayama/feature/okayama1309874943471_02/news/20110708-OYT8T01075.htm?from=popin
2009年8月、林原類人猿研究センター(玉野市沼)の屋外運動場でロイ(15歳、雄)に攻撃された、当時1歳のハツカ(3歳、雌)は、左太ももを骨折する全治6か月の大けがを負った。県内では手に負えず、大分県の動物整形外科病院で手術を受けて一命は取り留めたが、今も左足首がよく動かない。再びスタッフに育てられるようになったハツカは、つるつるの床を好み、土や草を嫌がるようになった。このままでは群れに戻れない。
傷がほぼ癒えた09年の暮れ、ハツカと他のチンパンジーを会わせる「お見合い」をガラス越しに再開した。どのチンパンジーも、事故前と大きく変わった様子は見られず、主席研究員の平田聡さん(37)はほっとしたが、ロイだけはハツカを見るなり泣き顔になり、震えだした。「攻撃的な態度を警戒していたので、恐怖をあらわにしたのには驚いた。ハツカを傷つけたロイ自身も、深く傷ついていたようだ」と平田さん。チンパンジーの複雑な心模様に触れた思いだった。
お見合いを繰り返すうち、ロイは穏やかになっていった。ハツカとじゃれあうことも増え、そろそろ事故が起きた屋外運動場でのお見合いを再開しても大丈夫だろうとスタッフは判断した。
だが、ロイの心の傷は癒えていなかった。
10年1月、主任研究員の不破紅樹(こうき)さん(43)が、ハツカを抱いて運動場に出た途端、ロイがハツカを奪い、引きずって走り出した。不破さんが後を追うと、ハツカを放して逃げた。ハツカは軽傷だったが、スタッフの衝撃は大きかった。
「ロイとは12年付き合って、多少は信頼関係があると思っていたのに。自信がなくなった」と不破さん。平田さんも「ロイの心の傷は深刻。ハツカを群れに戻すのに同じ方法はもう取れない」と頭を抱えた。
スタッフは議論を重ねた結果、生みの母で育児放棄をしたミサキ(12歳)に、もう一度託すことにした。親子の絆を結び直し、群れに戻った時にミサキにハツカを守ってもらうしかない。
10年12月、ミサキとハツカは仲間と離され、室内で暮らし始めた。ハツカは、スタッフが部屋から出てミサキと2頭だけになると、パニックになって1時間以上叫び続けた。そんな娘をミサキは無視した。
あれから半年。最近、ミサキがハツカを抱きしめるようになった。少しずつだが、明るい兆しが見えてきた。
(つづく)

少しずつ関係が改善されてきたミサキ(左)とハツカ(玉野市沼の類人猿研究センターで)
(2011年7月9日 読売新聞)
<5>環境保護啓発にも力
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/okayama/feature/okayama1309874943471_02/news/20110709-OYT8T00903.htm?from=popin
「環境破壊で僕らの森が消えていく!」「人間は、どうしてこんなことをするの?」。スタッフが演じる子チンパンジーの悲痛な声に、約30人の観客が目頭を押さえた。5月下旬、奈義町豊沢の町文化センターで上演された林原類人猿研究センター(玉野市沼、通称・GARI)の人形劇は、盛況のうちに幕を閉じた。
「久々の上演でしたが、環境保護に理解を深めてもらえたようで良かった」と教育担当、難波妙子さん(34)は顔をほころばせた。アフリカに生息する野生のチンパンジーはこの100年、森林の伐採などで10分の1の約18万頭に減ったとみられ、絶滅危惧種に指定されている。
GARIは、自然環境保護啓発にも力を入れており、スタッフが出演する人形劇などは10年間で累計320回、観客1万6000人を超えた。大阪や横浜でも上演してきたが、運営母体の林原グループの経営破綻が明るみに出た1月以降、依頼が途絶えてしまった。
「親会社」の破綻は、年間1億円弱の経費がかかるGARIの運営にも暗い影を落とす。管財人は、林原グループの再建を支援するスポンサーの条件として、甘味料「トレハロース」など収益性の高い事業と、GARIや林原美術館などのメセナ事業を一括して引き受けることを求めているが、どうなるかは分からない。
研究の縮小や施設の閉鎖も想定される中、主席研究員の平田聡さん(37)は「今は産ませてやれない」とおとなの雌3頭に避妊薬を処方している。伊谷原一(げんいち)所長(53)も最悪の事態を想定し、「彼らとの信頼関係を築く10年が過ぎ、より高度な研究に取り組もうとしていたところだったのに」と唇をかむ。
08年、GARIは東京大などとの共同研究により、世界で初めて大人のチンパンジーの脳波を麻酔なしで測定することに成功。チンパンジーが自分の名前を認識していることを脳波の形から裏付けた。京都大霊長類研究所の松沢哲郎所長(60)は「ヒトの進化に関する研究の可能性を大きく広げた。世界に誇るべき成果だ」と話す。

脳波測定に協力するミズキ。痛みはない(07年10月、林原類人猿研究センター提供)
平田さんは、チンパンジーの社会的知性の研究で09年度に日本霊長類学会賞を、10年には日本心理学会国際賞を受賞。学界では、GARIの存続を求める署名活動も始まり、研究者らを中心に4000人近い署名が集まっている。
林原グループのスポンサー選びは今夏、山場を迎える。スタッフとチンパンジーたちの運命も、間もなく決まる。(おわり)
(この連載は辻本洋子が担当しました)
(2011年7月10日 読売新聞)
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それが本当に「協力」なのかどうかはミズキにしか解らない。
日本は世界に類をみないほどの動物実験大国。
今この瞬間もとてつもない数の動物達が監禁され拷問を受け続けている。
公開される事なく痛みに悶え苦しみ殺されゴミとして片付けられていく動物達が今日もどれだけいるんだろう。
現実があまりにも残酷過ぎるだけに、
このチンパンジー達でさえ自由とは言えないのに、奇跡以上の幸せの中にいるように見えてしまう。
この放送を見て、「号泣した」「感動した」ツイッターはそんな反応が溢れてたけど、
毎日1トン近くになる使用済み動物を焼き続けているという武田薬品工業の動物実験施設とかが公開されたらどんな反応に変わるのでしょうか。
改めて人間という存在のおぞましさ、罪の深さを感じます。
武田薬品工業に動物愛護精神なんてあるはずない。武田薬品工業の品行⑥
http://medical-confidential.com/confidential/2010/12/post-172.html
武田薬品工業の品行⑲ ~「遺伝子組み換え生物含む廃液漏出」事故の衝撃~
http://medical-confidential.com/confidential/2012/01/post-338.html
動物実験チンパンジーニュースまとめ(さよなら、じっけんしつ 脱・動物実験ブログ)
http://goodbyelab.blog.so-net.ne.jp/archive/c2303614765-1
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あなたは何を思う? 30年ぶりに太陽の光を浴びたチンパンジーの動画が世界で話題に
http://youpouch.com/2011/09/09/110030-2/
現在、ある動画が世界で大きな話題となっています。その動画には、30年ぶりに太陽の光を浴び、大地を踏むチンパンジーたちの様子が映し出されており、彼らの外に出て喜ぶ姿に多くの人が心揺さぶられています。
しかしこの動画は単なる感動ムービーではありません。人間に強いメッセージを投げかける動画でもあるのです。なぜならこのチンパンジーたちが30年間、外の空気を吸えなかったのは、人間のせいなのだから。
実はこのチンパンジーたちはエイズワクチンを作る実験のために、子どもの頃アフリカのジャングルから連れてこられたチンパンジーで、いわば30年間人間のために生きてきたのです。そして残酷なことに、彼らの母親は人間の手によって殺されたらしく、もはや帰る場所も彼らにはありません。
実験のなかではエイズウイルスを体内に打たれ、その多くが発狂もしくはそれ以上の苦しみに打ちひしがれました。そしてついに、環境保護者マイケル・アウフハウザーさんの多大な努力などによりその閉ざされた檻での生活に終止符が打たれ、今週の9月6日生き残っている38頭のチンパンジーが、オーストリアの保護区域に放たれることとなったのです。
苦しい実験の日々から解放されたチンパンジーたちは、今まで檻を通してでしか見れなかった仲間たちと触れ合えるようになり、久しぶりの愛をその肌で感じました。そしてついに、外の光を目にするその瞬間が来たのです。
その時の様子を捉えた動画には、外に出るドアのところで恐る恐る周りを見渡すチンパンジーたちが映し出されており、彼らにとって外の世界がもはや「非日常」になっていることが見て取れます。そして自分たちがついに自由の身となり、自然に帰れることに気付いたのか、2頭のチンパンジーが喜びの抱擁をする様子がしっかりと映っています。
今回チンパンジーたちに自由を取り戻したアウフハウザーさんは、あるチンパンジーが外に出た時の様子について次のように語っています。
「うっとりしながら、ちょうちょを見つめている1頭のチンパンジーがいました。きっと彼は子どもの頃、ジャングルで見たことがあったのでしょう。これから彼は、またその蝶の姿を見られるようになったのです」
そして動画を見た海外ユーザーからは「ビデオを見ている間、かなり泣きました。動物を使った実験は残酷で、やめるべきです」、「これは本当の話ですか? ガンジーが言ったこの言葉を忘れないで下さい:『国家の偉大さとモラルの高さはその国の動物に対する扱い方で判断できる』」など様々な声が上がっており、このビデオは人々に感動だけでなく、人間と動物のあり方などたくさんのメッセージも届けているようです。
人間のDNAと99パーセント同じDNAを持つとされるチンパンジーは、長い間エイズワクチンのための実験台として使われています。つまりこのチンパンジー以外にも、現在檻の中の生活を強いられているチンパンジーが多数いるかもしれないということです。
みなさんは、今回のチンパンジーたちの様子を見て何を感じ、何を思ったでしょうか? これをただの感動で終わらせるだけでなく、人間と動物の両者が幸せに生きられるよう、自分に何ができるのかもぜひ考えてみて下さい。そうすることで、今回のような悲しい光景を少しづつですが、減らしていけるはずです。
(文=パン太)
参照元:dailymail.co.uk(http://bit.ly/qiLzw3), youtube.com(http://bit.ly/pZsvNA)
残念ながらYOU TUBEの動画は消されてしまっていますのでこの動画のみ。
~以下なっちゃんより転載~
【署名にご協力を!!】 アジア最大級の動物実験施設が建設されてしまいました。in 韓国
http://vegemanga.cocolog-nifty.com/blog/2013/05/post-cd34.html
韓国で頑張っているマイミクさんより 情報頂きました。以下 転載です。
【署名&拡散希望】 韓国にアジア最大級の動物実験施設ができてしまいました。
つい先月の4月10~15日まで、
(株)新日本科学(SNBL:Shin Nippon Biomedical Laboratories)の中田社長がこの施設を訪問したようで、日本にとっても他人事ではありません
今、韓国の動物保護団体が、大統領と、ソウル市長に送る、
「動物実験の中止と、代替法への投資を請願する」ための署名を集めています。
1分で済むほど簡単にできる署名ですので、是非、お願いします。
この署名サイトに 日本の旗をはためかせましょう!↓↓↓
http://chn.ge/YryHM9
(以下、事の概要の一部抜粋です)
国内最大の名門 延世大学(私立)が4月10日、建設費だけでも1,100億ウォンをかけ、
新村セブランス病院に、地下5階、地上6階、延べ面積1万2000坪の、アジア最大規模の動物実験研究機関である
“エビスン医生命研究センター(ABMRC)”を竣工させ、本格的に稼動を開始すると発表しました。
このセンターには、ラットをはじめ、イヌ、ブタ、サルなど7800匹を収容することができ、
収容動物の80%にあたる、6000匹を動物実験に使用する計画だと言います。
施設は、小動物ケージ7500余り、中型・大型動物ケージ284個、手術室6室、
動物イミジンセンター(9.4T アニマルMRI、マイクロCT等、最先端の動物映像を導入) 、
BSL-3(Bio Safety Level-3)等、アジア最高水準の施設を備えています。
これに対し、韓国動物保護連合・動物愛実践協会・生命体虐待防止フォーラム等、
国内の動物保護団体たちは、動物実験は非人道的で非科学的だという認識下、
「動物実験代替法に投資し活性化している世界的な趨勢に逆らう、
韓国の“動物実験至上主義”“動物実験万能主義”が再び露呈した、極めて憂慮される事態である。」と指摘しています。
動物実験の科学性も疑われ、人間と動物の共有する疾病はわずか1.16%、
動物実験の結果が人間の臨床実験に現れる確率は10~20%にすぎません。
ヨンセ大学は先ず、国際的な水準の動物実験指針があるのか、実験動物はどのように使用されるのか、
動物実験の正当性がきちんと審議されるのか、実験動物の福祉計画はどのようなのか、
霊長類に関しては、果たして実験指針などがあるのか・・等を、市民たちに明かさなければなりません。
また、ヨンセ大学は、動物を使用しない代替実験に対する投資計画があるのかどうかも、説明しなければなりません。
アジア最大級規模ということを誇るのではなく
動物を使用しない代替法の積極的な研究・検討・導入ができるよう、経済的・人員的・時間的投資をするべきなのです。
...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。...転載終わり。
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~転載終了~
この画像は特別ではなくて、ごくありふれた日常。
この星は、苦しむ為に生まれてきた命で溢れてる。

~肝炎のワクチン研究の犠牲にされ続けていたチンパンジーの物語。改めて人間という存在の業の深さを感じます。~
http://matome.naver.jp/odai/2134064051114796101
2013年5月11日(土)午前10:50~11:45放送
ナレーション 樹木希林
関西テレビが10年以上に渡り取材を続けてきた岡山県のGARI(類人猿研究センター)。
猛獣指定されているチンパンジーと群れの中で接するなど、世界にも類を見ない信頼関係を築き、
数々の国際的成果を上げてきたが、親会社の倒産によりこの3月閉鎖された。
センターができたのは14年前。
肝炎ワクチン開発実験に使われる運命にあった幼いチンパンジー"4人"を引き取ったのが始まりである。
以来、研究員の不破さんは親代わりとなって世話をしてきた。
出産を見守り、育児ができない母親に授乳させる努力をし、夜は添い寝をするなど、
まるで"家族"ともいえる付き合い方をしてきた。
チンパンジーは8人に増えた。
8人は別の施設に移送されることが決まった。GARIの研究員たちとは離れ離れになる。
移送は麻酔を打って眠らせ、1人づつ檻に入れて運ぶ。
麻酔は打ち間違えれば命に係わる。
毎朝、朝食時にこっそり注射針を刺し、慣れさせる訓練が始まった。
不破さんはチンパンジーに気づかれないよう移送の準備を行っていたつもりだった。
しかしチンパンジーたちは普段と違う空気を感じ取り始める。
14年をともに暮らした。チンパンジーと研究員の別れの日がやってきた。
制作著作 関西テレビ放送
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パソコンに動画編集ソフトは入ってるんですが、アンポンタンな為理解できず、1つにまとめられません^^;
5段階になっていてめんどくさいですが見たい方はどうぞ。
そして何故そんな事になるかというと録画機器を持ってないからですね、笑
「チンパンジーと紡ぐ絆 ~林原人類研究センターの10年~」
<1>添い寝ヒトと信頼関係
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/okayama/feature/okayama1309874943471_02/news/20110705-OYT8T01156.htm

夜、チンパンジーと添い寝をするスタッフたち(玉野市沼の類人猿研究センターで)
「おはよう。ゆうべも暑かったなあ」
午前8時、玉野市沼、林原類人猿研究センター(通称GARI、伊谷原一所長)の研究・飼育棟で、リンゴやバナナなどの朝食を持ったスタッフが、屋内運動場(150平方メートル)に向かって声を掛けた。寝そべったり、草をかじったりしているチンパンジーを1頭ずつ声と身ぶりで小部屋に誘導し、体重や心拍数をチェックしていく。聴診器を胸に当ててもチンパンジーは平気な顔だ。「毎日繰り返すことで器具に慣れる。病気の時も恐怖心を与えずに診察できるんです」と獣医師の洲鎌圭子さん(40)。
検査の後はチンパンジーと抱きあったり、じゃれあったり。「オッホッホッホ」とうれしそうな声を上げる雄もいる。無邪気なスキンシップに見えるが、臆病なチンパンジーに不安を与えないよう、スタッフの立ち位置や動きはすべて計算されている。
午後は、研究員が「視野」や「記憶力」などの実験を2~3時間行う。痛みを伴う実験は一切しない。その後、チンパンジーたちは森のパトロールや日陰での昼寝など、思い思いに過ごす。
午後7時30分。「もう寝よか」。チンパンジーの居室で主任研究員の不破紅樹(こうき)さん(43)が、わらを敷き詰めた床に横になった。すかさず2歳の子チンパンジーが甘えて胸に乗る。同室の6頭の静かな寝息が聞こえる頃、不破さんらはそっと居室を後にした。
「添い寝は、GARIの象徴なんです」と不破さんは言う。最も無防備になる「寝る」という行為を、チンパンジーと共にできる研究機関は、世界でGARIだけ。鋭い歯とヒトの4倍以上の握力を持ち、攻撃的な一面もある動物だけに、よほどの信頼関係がないと大けがにつながるからだ。
GARIでは、施設に連れて来られた生後2~3年の頃から、添い寝をしたり抱きしめたりして親のように接し、関係をつくってきた。ヒトに心を許した彼らは、出産や脳波測定などの際、世界中のどの研究者も見たことがなかった行動を示し始めた。成果は英米の科学雑誌でも度々紹介され、チンパンジーとの新しい関係は「GARIスタイル」として評価されている。
◇
GARIは今夏、設立から10周年を迎える。チンパンジーが自然界で持っている「群れ社会」をできるだけ維持しながらヒトとの信頼関係を築くというユニークな飼育・研究手法で、世界一級の成果を生み出しているが、運営母体・林原グループ(岡山市)の経営破綻で存続が危ぶまれている。スタッフとチンパンジーたちの体当たりの日々に紡がれたGARIの軌跡をたどる。(辻本洋子)
■メモ
GARIは、林原グループ(本社・岡山市)がヒトの進化などを研究するため2001年8月に開設したチンパンジーの飼育・研究施設。玉野市・出崎半島の山の原野(約1万平方メートル)を高さ4メートルの塀で囲った内側に、森や池、高さ13メートルのタワーなどを備えた屋外運動場(7400平方メートル)と、研究・飼育棟がある。チンパンジーは2~15歳の8頭(雄2頭、雌6頭)。研究員らスタッフは12人。研究成果を展示する自然科学博物館をJR岡山駅前に建てる計画もあったが、中断している。

(2011年7月6日 読売新聞)
<2>胎児エコーで初観察
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/okayama/feature/okayama1309874943471_02/news/20110706-OYT8T01085.htm
8頭のチンパンジーが暮らす林原類人猿研究センター(通称・GARI)。屋外運動場で、ナツキ(5歳、雌)は、ロープにぶら下がってジャンバ(15歳、雄)に飛びつく遊びに夢中だった。「やんちゃで男の子みたいでしょ」。研究支援の楠木希代さん(33)が苦笑する。ナツキは、ロイ(15歳、雄)とツバキ(15歳、雌)の間にできた、GARIで初めての子どもだ。

生まれたばかりのナツキを抱くツバキ(2005年7月9日、林原類人猿研究センター提供)
ロイとツバキは1999年、いずれも生後2~3年だったジャンバ、ミズキ(14歳、雌)と一緒に熊本県の飼育施設からGARIに来た。2002年にはミサキ(12歳、雌)も加わった。以来、繁殖はGARIの目標の一つになっていた。
ツバキの妊娠が判明した04年11月、スタッフは胎児の様子を、人間の産婦人科でおなじみの4次元超音波画像診断装置(4Dエコー)を使って、立体的な動画で観察することに挑戦し始めた。おなかの毛をそってゼリーを塗り、器具を押し当てて動かす。臆病なチンパンジーにとっては、どれもハードルが高い行為だ。
最初は装置がある部屋で食事を与え、次はエコー機をおなかに数秒当てる。毎日少しずつ段階を踏み、3か月かけてエコーで胎児の動く様子を確認することに成功した。世界で初めてのことで、「アメリカ、イギリスなど各国から視察に来て、共同研究の依頼も増えた。大きな自信になった」と平田聡主席研究員(37)は振り返る。
05年7月、ツバキがナツキを無事出産。08年6月にはミサキがハツカ(3歳、雌)を、同9月にはミズキがイロハ(2歳、雌)を産んだ。父親はともにロイ。ビデオカメラに慣れる練習を重ねていたおかげで、撮影スタッフが産室に入り、出産シーンを様々な角度から撮影することに成功した。これも世界初だった。
この映像はその後、滋賀県立大の竹下秀子教授(比較行動発達学)との共同研究で分析された。その結果、赤ちゃんが生まれる時の顔の向きは、2足歩行のヒトだけが母親の背中向きとされていたが、チンパンジーも同じだということがわかった。今年4月、論文発表され、ヒトの出産の進化に関する定説に一石を投じた。
しかし、08年7月、出産を巡って思いがけないことが起きた。それは今も続く苦闘の始まりだった。(つづく)

(2011年7月7日 読売新聞)
<3>育児放棄悩むスタッフ
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/okayama/feature/okayama1309874943471_02/news/20110707-OYT8T01229.htm?from=popin
「ハツカがいない」
2008年7月31日朝、林原類人猿研究センター(通称・GARI)の平田聡主席研究員(37)は、屋内運動場を見てうろたえた。先月、ハツカ(3歳、雌)を産んだミサキ(12歳)が、1頭だけでそこにいたのだ。通常、出産後の母チンパンジーは片時も子どもを手放さない。
ハツカは、すぐそばでミズキ(14歳、雌)に抱かれていた。「ミズキがおもしろ半分で取り上げたのだろう」。胸をなで下ろした平田さんらは、ハツカをミサキに返したが、ミサキはすぐ床に置いてしまった。育児放棄の始まりだった。
飼育下のチンパンジーは約半数が育児放棄になると言われる。本来は群れで暮らし、周囲の子育てを見て学ぶが、少数で飼育されると学習する機会がないためだ、とされる。しかし、ミサキは出産後40日間は上手に育てていたのだ。育児放棄の理由は不明だが、このままではハツカは死んでしまう。スタッフが24時間態勢で育てることになった。
だが、人工保育は難しい。ヒトに慣れすぎるとチンパンジーを仲間と思えず群れに溶け込めなくなるし、群れの方でも仲間と認めず殺してしまうことがある。群れに慣らす手がかりとして、他のチンパンジーとハツカの「お見合い」を始めた。最初は室内で1頭ずつの対面だったが、スタッフのそばなら屋外運動場で皆と過ごせるようになっていった。

屋外運動場のジャングルジムで遊ぶチンパンジー(玉野市沼の林原類人猿研究センターで)
09年8月22日。主任研究員の不破紅樹(こうき)さん(43)が、いつものように屋外運動場にハツカを連れて出ると、ナツキ(6歳、雌)がハツカの手をひいて高さ13メートルのタワーに登り始めた。初めてのことで焦ったが、タワーはチンパンジーだけの領域なのでヒトは近づけない。
ナツキとハツカは、不破さんが呼んでも下りてこなかった。リーダー格のロイ(15歳、雄)が呼び戻そうと近付いた時、ナツキが不意にハツカから離れた。高さ3メートルの台に残されたハツカは、恐怖のあまりロイに歯をむいた。ロイが切れた。ハツカをつかみ、タワーの鉄柱に何度もたたきつけた。
「ロイ!」。研究支援の楠木希代さん(33)が叫ぶと、ロイは我に返ったように「キャーッ」と叫んでハツカを手放した。ハツカがぽとりと落ちた。(つづく)

(2011年7月8日 読売新聞)
<4>母に託す 群れ復帰
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/okayama/feature/okayama1309874943471_02/news/20110708-OYT8T01075.htm?from=popin
2009年8月、林原類人猿研究センター(玉野市沼)の屋外運動場でロイ(15歳、雄)に攻撃された、当時1歳のハツカ(3歳、雌)は、左太ももを骨折する全治6か月の大けがを負った。県内では手に負えず、大分県の動物整形外科病院で手術を受けて一命は取り留めたが、今も左足首がよく動かない。再びスタッフに育てられるようになったハツカは、つるつるの床を好み、土や草を嫌がるようになった。このままでは群れに戻れない。
傷がほぼ癒えた09年の暮れ、ハツカと他のチンパンジーを会わせる「お見合い」をガラス越しに再開した。どのチンパンジーも、事故前と大きく変わった様子は見られず、主席研究員の平田聡さん(37)はほっとしたが、ロイだけはハツカを見るなり泣き顔になり、震えだした。「攻撃的な態度を警戒していたので、恐怖をあらわにしたのには驚いた。ハツカを傷つけたロイ自身も、深く傷ついていたようだ」と平田さん。チンパンジーの複雑な心模様に触れた思いだった。
お見合いを繰り返すうち、ロイは穏やかになっていった。ハツカとじゃれあうことも増え、そろそろ事故が起きた屋外運動場でのお見合いを再開しても大丈夫だろうとスタッフは判断した。
だが、ロイの心の傷は癒えていなかった。
10年1月、主任研究員の不破紅樹(こうき)さん(43)が、ハツカを抱いて運動場に出た途端、ロイがハツカを奪い、引きずって走り出した。不破さんが後を追うと、ハツカを放して逃げた。ハツカは軽傷だったが、スタッフの衝撃は大きかった。
「ロイとは12年付き合って、多少は信頼関係があると思っていたのに。自信がなくなった」と不破さん。平田さんも「ロイの心の傷は深刻。ハツカを群れに戻すのに同じ方法はもう取れない」と頭を抱えた。
スタッフは議論を重ねた結果、生みの母で育児放棄をしたミサキ(12歳)に、もう一度託すことにした。親子の絆を結び直し、群れに戻った時にミサキにハツカを守ってもらうしかない。
10年12月、ミサキとハツカは仲間と離され、室内で暮らし始めた。ハツカは、スタッフが部屋から出てミサキと2頭だけになると、パニックになって1時間以上叫び続けた。そんな娘をミサキは無視した。
あれから半年。最近、ミサキがハツカを抱きしめるようになった。少しずつだが、明るい兆しが見えてきた。
(つづく)

少しずつ関係が改善されてきたミサキ(左)とハツカ(玉野市沼の類人猿研究センターで)
(2011年7月9日 読売新聞)
<5>環境保護啓発にも力
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/okayama/feature/okayama1309874943471_02/news/20110709-OYT8T00903.htm?from=popin
「環境破壊で僕らの森が消えていく!」「人間は、どうしてこんなことをするの?」。スタッフが演じる子チンパンジーの悲痛な声に、約30人の観客が目頭を押さえた。5月下旬、奈義町豊沢の町文化センターで上演された林原類人猿研究センター(玉野市沼、通称・GARI)の人形劇は、盛況のうちに幕を閉じた。
「久々の上演でしたが、環境保護に理解を深めてもらえたようで良かった」と教育担当、難波妙子さん(34)は顔をほころばせた。アフリカに生息する野生のチンパンジーはこの100年、森林の伐採などで10分の1の約18万頭に減ったとみられ、絶滅危惧種に指定されている。
GARIは、自然環境保護啓発にも力を入れており、スタッフが出演する人形劇などは10年間で累計320回、観客1万6000人を超えた。大阪や横浜でも上演してきたが、運営母体の林原グループの経営破綻が明るみに出た1月以降、依頼が途絶えてしまった。
「親会社」の破綻は、年間1億円弱の経費がかかるGARIの運営にも暗い影を落とす。管財人は、林原グループの再建を支援するスポンサーの条件として、甘味料「トレハロース」など収益性の高い事業と、GARIや林原美術館などのメセナ事業を一括して引き受けることを求めているが、どうなるかは分からない。
研究の縮小や施設の閉鎖も想定される中、主席研究員の平田聡さん(37)は「今は産ませてやれない」とおとなの雌3頭に避妊薬を処方している。伊谷原一(げんいち)所長(53)も最悪の事態を想定し、「彼らとの信頼関係を築く10年が過ぎ、より高度な研究に取り組もうとしていたところだったのに」と唇をかむ。
08年、GARIは東京大などとの共同研究により、世界で初めて大人のチンパンジーの脳波を麻酔なしで測定することに成功。チンパンジーが自分の名前を認識していることを脳波の形から裏付けた。京都大霊長類研究所の松沢哲郎所長(60)は「ヒトの進化に関する研究の可能性を大きく広げた。世界に誇るべき成果だ」と話す。

脳波測定に協力するミズキ。痛みはない(07年10月、林原類人猿研究センター提供)
平田さんは、チンパンジーの社会的知性の研究で09年度に日本霊長類学会賞を、10年には日本心理学会国際賞を受賞。学界では、GARIの存続を求める署名活動も始まり、研究者らを中心に4000人近い署名が集まっている。
林原グループのスポンサー選びは今夏、山場を迎える。スタッフとチンパンジーたちの運命も、間もなく決まる。(おわり)
(この連載は辻本洋子が担当しました)
(2011年7月10日 読売新聞)
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それが本当に「協力」なのかどうかはミズキにしか解らない。
日本は世界に類をみないほどの動物実験大国。
今この瞬間もとてつもない数の動物達が監禁され拷問を受け続けている。
公開される事なく痛みに悶え苦しみ殺されゴミとして片付けられていく動物達が今日もどれだけいるんだろう。
現実があまりにも残酷過ぎるだけに、
このチンパンジー達でさえ自由とは言えないのに、奇跡以上の幸せの中にいるように見えてしまう。
この放送を見て、「号泣した」「感動した」ツイッターはそんな反応が溢れてたけど、
毎日1トン近くになる使用済み動物を焼き続けているという武田薬品工業の動物実験施設とかが公開されたらどんな反応に変わるのでしょうか。
改めて人間という存在のおぞましさ、罪の深さを感じます。
武田薬品工業に動物愛護精神なんてあるはずない。武田薬品工業の品行⑥
http://medical-confidential.com/confidential/2010/12/post-172.html
武田薬品工業の品行⑲ ~「遺伝子組み換え生物含む廃液漏出」事故の衝撃~
http://medical-confidential.com/confidential/2012/01/post-338.html
動物実験チンパンジーニュースまとめ(さよなら、じっけんしつ 脱・動物実験ブログ)
http://goodbyelab.blog.so-net.ne.jp/archive/c2303614765-1
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あなたは何を思う? 30年ぶりに太陽の光を浴びたチンパンジーの動画が世界で話題に
http://youpouch.com/2011/09/09/110030-2/
現在、ある動画が世界で大きな話題となっています。その動画には、30年ぶりに太陽の光を浴び、大地を踏むチンパンジーたちの様子が映し出されており、彼らの外に出て喜ぶ姿に多くの人が心揺さぶられています。
しかしこの動画は単なる感動ムービーではありません。人間に強いメッセージを投げかける動画でもあるのです。なぜならこのチンパンジーたちが30年間、外の空気を吸えなかったのは、人間のせいなのだから。
実はこのチンパンジーたちはエイズワクチンを作る実験のために、子どもの頃アフリカのジャングルから連れてこられたチンパンジーで、いわば30年間人間のために生きてきたのです。そして残酷なことに、彼らの母親は人間の手によって殺されたらしく、もはや帰る場所も彼らにはありません。
実験のなかではエイズウイルスを体内に打たれ、その多くが発狂もしくはそれ以上の苦しみに打ちひしがれました。そしてついに、環境保護者マイケル・アウフハウザーさんの多大な努力などによりその閉ざされた檻での生活に終止符が打たれ、今週の9月6日生き残っている38頭のチンパンジーが、オーストリアの保護区域に放たれることとなったのです。
苦しい実験の日々から解放されたチンパンジーたちは、今まで檻を通してでしか見れなかった仲間たちと触れ合えるようになり、久しぶりの愛をその肌で感じました。そしてついに、外の光を目にするその瞬間が来たのです。
その時の様子を捉えた動画には、外に出るドアのところで恐る恐る周りを見渡すチンパンジーたちが映し出されており、彼らにとって外の世界がもはや「非日常」になっていることが見て取れます。そして自分たちがついに自由の身となり、自然に帰れることに気付いたのか、2頭のチンパンジーが喜びの抱擁をする様子がしっかりと映っています。
今回チンパンジーたちに自由を取り戻したアウフハウザーさんは、あるチンパンジーが外に出た時の様子について次のように語っています。
「うっとりしながら、ちょうちょを見つめている1頭のチンパンジーがいました。きっと彼は子どもの頃、ジャングルで見たことがあったのでしょう。これから彼は、またその蝶の姿を見られるようになったのです」
そして動画を見た海外ユーザーからは「ビデオを見ている間、かなり泣きました。動物を使った実験は残酷で、やめるべきです」、「これは本当の話ですか? ガンジーが言ったこの言葉を忘れないで下さい:『国家の偉大さとモラルの高さはその国の動物に対する扱い方で判断できる』」など様々な声が上がっており、このビデオは人々に感動だけでなく、人間と動物のあり方などたくさんのメッセージも届けているようです。
人間のDNAと99パーセント同じDNAを持つとされるチンパンジーは、長い間エイズワクチンのための実験台として使われています。つまりこのチンパンジー以外にも、現在檻の中の生活を強いられているチンパンジーが多数いるかもしれないということです。
みなさんは、今回のチンパンジーたちの様子を見て何を感じ、何を思ったでしょうか? これをただの感動で終わらせるだけでなく、人間と動物の両者が幸せに生きられるよう、自分に何ができるのかもぜひ考えてみて下さい。そうすることで、今回のような悲しい光景を少しづつですが、減らしていけるはずです。
(文=パン太)
参照元:dailymail.co.uk(http://bit.ly/qiLzw3), youtube.com(http://bit.ly/pZsvNA)
残念ながらYOU TUBEの動画は消されてしまっていますのでこの動画のみ。
Visit NBCNews.com for breaking news, world news, and news about the economy
~以下なっちゃんより転載~
【署名にご協力を!!】 アジア最大級の動物実験施設が建設されてしまいました。in 韓国
http://vegemanga.cocolog-nifty.com/blog/2013/05/post-cd34.html
韓国で頑張っているマイミクさんより 情報頂きました。以下 転載です。
【署名&拡散希望】 韓国にアジア最大級の動物実験施設ができてしまいました。
つい先月の4月10~15日まで、
(株)新日本科学(SNBL:Shin Nippon Biomedical Laboratories)の中田社長がこの施設を訪問したようで、日本にとっても他人事ではありません
今、韓国の動物保護団体が、大統領と、ソウル市長に送る、
「動物実験の中止と、代替法への投資を請願する」ための署名を集めています。
1分で済むほど簡単にできる署名ですので、是非、お願いします。
この署名サイトに 日本の旗をはためかせましょう!↓↓↓
http://chn.ge/YryHM9
(以下、事の概要の一部抜粋です)
国内最大の名門 延世大学(私立)が4月10日、建設費だけでも1,100億ウォンをかけ、
新村セブランス病院に、地下5階、地上6階、延べ面積1万2000坪の、アジア最大規模の動物実験研究機関である
“エビスン医生命研究センター(ABMRC)”を竣工させ、本格的に稼動を開始すると発表しました。
このセンターには、ラットをはじめ、イヌ、ブタ、サルなど7800匹を収容することができ、
収容動物の80%にあたる、6000匹を動物実験に使用する計画だと言います。
施設は、小動物ケージ7500余り、中型・大型動物ケージ284個、手術室6室、
動物イミジンセンター(9.4T アニマルMRI、マイクロCT等、最先端の動物映像を導入) 、
BSL-3(Bio Safety Level-3)等、アジア最高水準の施設を備えています。
これに対し、韓国動物保護連合・動物愛実践協会・生命体虐待防止フォーラム等、
国内の動物保護団体たちは、動物実験は非人道的で非科学的だという認識下、
「動物実験代替法に投資し活性化している世界的な趨勢に逆らう、
韓国の“動物実験至上主義”“動物実験万能主義”が再び露呈した、極めて憂慮される事態である。」と指摘しています。
動物実験の科学性も疑われ、人間と動物の共有する疾病はわずか1.16%、
動物実験の結果が人間の臨床実験に現れる確率は10~20%にすぎません。
ヨンセ大学は先ず、国際的な水準の動物実験指針があるのか、実験動物はどのように使用されるのか、
動物実験の正当性がきちんと審議されるのか、実験動物の福祉計画はどのようなのか、
霊長類に関しては、果たして実験指針などがあるのか・・等を、市民たちに明かさなければなりません。
また、ヨンセ大学は、動物を使用しない代替実験に対する投資計画があるのかどうかも、説明しなければなりません。
アジア最大級規模ということを誇るのではなく
動物を使用しない代替法の積極的な研究・検討・導入ができるよう、経済的・人員的・時間的投資をするべきなのです。
...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。...転載終わり。
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~転載終了~
この画像は特別ではなくて、ごくありふれた日常。
この星は、苦しむ為に生まれてきた命で溢れてる。

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